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テンポラリー通信

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2008年 12月 26日

白く、冬燃えるーDecember voice(20)

きた~っと、一気に真っ白な闇。
燃える冬だ。
風雪強く、傘歪む。
昨日までのどっちつかずの風景が、白と黒の世界に変わった。
今日はチQさん休勤日。午後から会場に来て
溜まりに溜まった想いを、会場で描くだろう。
佐々木さんの札幌の街のような方形の展示。その中で蠢いている彼のさっぽろ
。この対照的なふたりの四つに組んだ展示がいい。
赤、青、黄の原色が乱舞し、銀のマーカーが縦横に走るチQさん。
かっちりと方形に組まれた展示に、都会の狼のような暗い色調の佐々木さん。
毎日会場で描かれている佐々木さんの新作は、チQさんの色が映ったかのよう
に新たな地平を見せている。
佐々木さんの7年、そのさっぽろが今変貌しつつある。
方形のキャンバスに塗り篭められた世界が、キャンバスを突き破って内側から
はみ出そうとしているのだ。
青、赤、黄の下地からぬっと出現してくる何かがある。
進行中の作品4点。これらはもう、都市のなかの淋しい群のひとつではない。
個である。ぬっと出てきた個である。都市と対峙する個である。
キャンバスの中に沈んではいないのだ。
形容という。形は外在する要因から<かたち>を成す。
容は同じく<かたち>と読むが、これは内在する要因から<かたち>を成すと
いう。容貌という場合の容(かたち)である。
佐々木さんの作品は今、内側から容(かたち)を創るときにある。
B4版20点の作品群は、3×3のかたまりをふたつ並列し18点展示している。
その9点のふたつの作品群の間に2点、会期直前に描かれた孤影の自画像と
思える作品がある。
これらと今現在進行中の大きなキャンバスの4点は、明らかに違うのだ。
画布の内側から割って顕われる強い意志のように人物があるのだ。
作品は当然のように、生きる事と深く関って顕われる。この当然の事が勇気であ
る。見る者にも、描く者にもその波長が伝わるのだ。
都市という無機質な囲繞するものから、一輪の福寿草のように割って出てくる命
があるのだ。発つ前の、これは佐々木さんの柔らかな、しかしきりっとした意志の
根がそうさせていると思える。
今日会場に詰めるチQさんは、どうこの佐々木さんを感受するだろうか。
南の島へ発つ彼と、北の流氷の海に生きようとする佐々木さんの対比が今、くっ
きりと会場に生きる個の太い描線となって今日の白い光の会場に顕在化するに
違いないのだ。
ヌゲヌゲ、変身リベンジャースーパーファイトバック、ブンブンだぜ。
                              (ハイローズから)

*佐々木恒雄×チQふたり展「ランド!ホップする時」
 12月23日(火)-1月18日(日)am11時ーpm7時:正月1,2日休廊・月曜定
 休
*及川恒平ソロコンサート「冬の鏡」-1月12日(月)午後3時~
 入場料3000円予約2500円:定休日のライブ。

 テンポラチースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2008-12-26 12:24 | Comments(0)


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