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テンポラリー通信

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2008年 11月 16日

春・秋の桜ーNovember steps(13)

昨夜来の雨が、紅葉を美しくする。
桜並木の落葉と梢が、天地を煉瓦色に染めている。
今朝曇天、風なし。
木々の足下、枝先が一体となって天地に紅葉圏を形づくっていた。
見えない根の広がりを、落ち葉が顕在化している。
天と地の相似形が景色になっている。
根は水という光を求めて、地にその先を伸ばし、梢は光という水を求めて、
空に根を張る。
天と地を繋いで立つ樹の命が、よく見える。
春、桜が散って樹の周りを花びらが、地にまあるい薄紅の圏をつくっていた。
枝先の空中のエリアと、根の地中のエリアが天地に相似形にあった。
風のない日だったから、枝から落花した桜の花がそのまま下へ落ち、溜まったの
だ。土の上にも桜が満開。今朝の紅葉も同じように天地満開。
春の桜は風なく晴れていたが、秋の桜は風なく曇天。
春の桜は青空、秋の落葉には雨後の曇天がよく似合う。
今日河田雅文展最終日。自宅の天地を掘下げた展示の最終日に相応しい日だ。
ここと人は簡単に言うが、此処とは何か。此処とは何処か。
その座標軸を、<さっぽろ>を本気で見詰めなければならない。
さっぽろのほんの一角、北24条西13丁目の小さな庭・径から海へ山へと繋ぐ
有機的なさっぽろは、豊かである。
此処を生きる事を掘下げれば、一本の桜の木と同じなのだ。
此処を見ず、他国<サッポロ>に観念的に移住し、此処なきココを浮遊する
cultivate(耕す)なき、culture(耕地)サッポロ。
そんなサッポロカルチャーはいらない。

*M企画「logs/river/city」-16日(日)まで。
*ALGILLN’NE展「モーラ」ー11月18日(火)-30日(日)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2008-11-16 12:42 | Comments(0)


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