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テンポラリー通信

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2008年 09月 25日

訃報届くー夏の末(sak-kes)(29)

朝、訃報届く。
村岸宏昭さんのお母さまが亡くなった。
今朝の事と言う。
村岸さんの不慮の死以降、昨年一昨年追悼展打ち合わせ、作品集発行の打ち合
わせと月に一度の実行委員会の集まりで毎回お会いしてきた。
そして、自分の知らない息子の世界を知る事は、新鮮で楽しいと笑顔で話していた
。今年11月の村岸さんの誕生日を目途に作品集の編集も進めていた。
きっと誰よりも本の完成を楽しみにしていただろうと思う。
物静かで凛として、純粋に息子を思う人だった。昨年の追悼展への結集は、この
お母さんの静かで透明な柱のような存在がなければ、成功しなかっただろう。
追悼展を経て、さらに未知の人達の為にも村岸宏昭さんの志(こころざし)を伝え
遺す為、かりん舎さんの協力で一冊の本にする直前まで今きていたのである。
ここ2,3カ月はその本の最終編集の段階に入って、月に一度の集りも絶えていた
。あるいは自ら原稿も書いて、心残りはなかったのかも知れない。
昨夜何故か眠れず一度起きて、また寝た。その後変な夢を見ていた。
山の湖のような所の周りを、上から下へと誰かを案内しながら歩いていたのだ。
下の方の終わりのゾーンは、禍禍しい人たちがいて、ここは駄目だね、最初の
方の人たちの方がよかったねと顔の見えない連れの誰かと話しあっていた。
湖のゾーンのもっと前に会った人たちがいいと確認していた。
湖の上から下へと湖岸を歩いていたのだが、湖に行く前に会った人たちの世界
の方がよかったのだ。
あの下っていった湖の道はなんだったのだろう。
あの時一緒に歩いていた人は誰だったのだろう。

昨夜高橋秀明さんが新しく出版した詩集「歌ノ影」を届けてくれた。
その冒頭の詩「神威岬にてー少年へのレクイエム」が、今朝目に入る。

  そこに佇つためだけにつづく坂道が とつぜん海に涯(き)り立つ積丹半島余別
  神威岬 岬の突端では激しく風が吹き 観光の人々は四方の展望と強風に動
  揺した後 踵を返す どこへも行き場がないと知れば常人はレミングと異なりそ
  こから引き返すものだから しかし 岬ーそれは 五月晴れの青空のもとへ
  大地の奥から鋭く差し出された陵ではないか

村岸令子さん葬儀ー9月26日午後6時お通夜北口斎場(札幌市北区北9条東1
丁目)9月27日午前9時告別式

by kakiten | 2008-09-25 11:52 | Comments(0)


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