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テンポラリー通信

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2008年 09月 13日

炊き込み御飯ー夏の末(sak-kes)(19)

Mさんの家でご馳走になった炊き込み御飯が美味しかったので、自分で作って
みた。市販のごぼうなんとかという素を入れ、買ってきたマイタケキノコも入れて
セットする。2,3合ということだったが、結構量がある。茶碗4杯位になった。
がつがつと食う。夜お腹が張って、食べ過ぎたみたいだ。昨日花田和治さんが、
今度する個展の案内を持ってきてくれたが、第一声太ったかい?である。
まあ、絵描きさんの眼は、確かだからそういう事か。
食べて太るという事は単純でいい事である。昨年の軽い胃潰瘍以来、痩せ過ぎ
ていたから、これでいいのだ。それでも少し胃がもたれていたので、昨夜はお粥
にする。正直に、今朝は胃が軽い。この単純さもいい。
今日、新明史子さんの展示が午後からある。緩い時間が続いたので、彼女の新
作が楽しみだ。花田さんが来ていた時、九州福岡の阿部守さんから、電話が来た
。10月7日来札、8日展示と言う。ちょうど1年。今年の阿部さんは、九州直方美
術館で大きな個展の後だけに楽しみである。
ドイツ・ハンブルグの佐藤幹子さんから、留守録がある。谷口顕一郎展展示前の
張り切った様子が声から伝わる。私の書いたカタログテキスト、今印刷中という。
反響が今から楽しみと嬉しそうだった。拙文が少しでもお役に立てばと思う。
日本の現代美術を看板に立ち上げたMIKIKO SATO GALLAERYの第一弾
である。異国にいて、国の違いを断絶・区別の間(あいだ)から、如何に開かれた
contemporaryな間(あいだ)にし得るか。紹介や啓蒙の次元ではなく、<con=
ともに>という位相を如何に獲得するか。彼女の力がこれから試されるのだ。
かって、西ドイツ・東ドイツと政治経済の分断という壁が苛烈にあった国である。
間(あいだ)・界(さかい)が、区別・差別・分断に在った国である。
閉じた界(さかい)・間(あいだ)ではなく、開かれた界(さかい)として芸術の果たす
役割は大きいのだ。同時代の仕事を最も試す事のできる場でもある。
違いが違いとして、それぞれが美味に及ぼす点で、そこは正しく炊き込みご飯の
ようになればいい。その意味で、MIKIKO SATOギヤラリーは、お釜だね。
con(ともに)temporary(具材)とも訳せるね。ケンちゃんは、ごぼうという事か。
まだ一昨日の炊き込み御飯の影響が大である。

*新明史子展ー9月16日(火)-28日(日)am11時ーpm7時(月曜定休・休廊)
*梅田正則展ー10月1日(水)-7日(火):帯広在住の造形作家
*阿部守展ー10月9日(木)-19日(日):九州福岡在住の鉄の彫刻作家
*中岡りえ展ー10月23日ー29日(水):ニューヨーク在住の現代美術

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西16丁目1-8北大斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2008-09-13 11:49 | Comments(0)


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