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テンポラリー通信

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2008年 09月 12日

緩い時間ー夏の末(sak-kes)(18)

排水管の掃除で業者が各戸を回る日で、午前中は待機。昼ギヤラリーに着く。
九州のTさんから、昨日「崖の上のポニョ」は、ひとりで見たのですかとコメントが
ある。そんな子供向きのアニメをひとりで見たのかと疑問に思ったのだろうかしら
。実は私はアニメ大好き人間で、優れたアニメは下手な映画の何倍もいいと思
っているのだ。優れた童話やアニメは、もう子供専用の次元を超えていると思う
のです。Tさんは、デートした思い出を語っていたけれど、そういう時代もあったな
と想い出していた。「太陽がいっぱい」とか「シェルプールの雨傘」とか、007の映
画だったが、映画館の暗闇で映画半分、隣に半分で気持ちが集中していなかっ
た気がする。シネマに食事に喫茶店がデートコースの定番だったが、ただ自分
にはあまりその記憶が少ない。恋と革命の時代の所為もあり、生真面目に恋愛
をし、生真面目に学生運動の渦中にいた。プチブル的なデートは苦手だった。
一度だけこざっぱりした背広を着て、コンペに出た事がある。御茶ノ水の明治大
学の集まりだったと思う。当時付き合っていた多摩美の彼女の誘いで、行ったの
だ。着くと眼をパチクリして、主催者にもう私たち帰りますと彼女が言った。主催
の学生が吃驚して、せっかく来たのにと訝しがる。とにかくもう帰りますと彼女は
強引に私の腕を掴んで夕闇のニコライ堂とか、ロマンテイックな場所をぐるぐる
連れ回された。彼女はふたりでデートしたかったのである。他に人はいらなかっ
たのだ。原因は私の当日の服装であったのだろう。いつも学生服か、冴えない運
動家タイプの服装だったが、この日はダンパーという事だったので、少しはきりっ
とした服装だった。多摩美で、デザインを専攻するだけあって外見にも敏感な人
だったのである。その時は、そんな事も分からず、何で誘っておいてすぐふたりき
りになるんだろうと、怪訝にしか思わなかった。
今なら分かるということも多々ある。
従って映画・デートという記憶は、ほろ苦い記憶が甦るのである。
Tさんの思いがけない直截なコメントに思わず思い出したことである。

*新明史子展ー9月16日(火)-28日(日)am11時ーpm7時(月曜休廊)
*梅田正則展ー10月1日(水)-7日(火)
*阿部守展ー10月9日(木)-19日(日)
*中岡りえ展ー10月23日(木)-29日(水)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8北大斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2008-09-12 14:27 | Comments(0)


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