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テンポラリー通信

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2008年 06月 25日

夏深まるー夏の年(sak-pa)(20)

斎藤周展が終り、壁に直描きされた絵の消去が続いている。A君の展示が延期
となって、ヴィデオ撮影や壁の修復の時間がゆっくりととれる。勤務後の斎藤周
さんの後始末が続く。
女房の一周忌で遅れて娘が東京から来る。2歳の子連れで来たので、賑やかだ
。昨日はモエレ沼公園に行く。まだまだ、内弁慶で多勢の子供がいる外界には慣
れていない。あやしているだけで時間が過ぎる。あらためて、子育ての大変さを実
感する。母親に自分の時間はない。子供の時間がすべてである。昼夜を問わな
い。小さな暴君に振り回されながらも、その可愛さが苛立ちを帳消しにする。
大人になって記憶にない時間が、親子の時間である。そうやって子が大人になり
また繰り返す。感心して母なる娘を見ていた。そのうち、娘と妹を混同して話して
いた。車で移動中、ある店の前で、同級生のM君はどうしたなどと話していた。
2歳の子供に、じい・じいなどと言われ、ふっといやはやと気付く。
そこで一首。歯・眼・魔羅に じいと言われて モエレ沼。
嵐のように娘親子が帰って、2日ぶりに自転車を跳ばす。
何かが回復する。そして、思う。部屋が綺麗になった。布巾が清潔である。床が
清潔である。洗濯物が綺麗に畳まれてある。女性には敵わない。敵にはしない方
が身の為である。あらためて、思うのだ。この1年しみじみ感じる。

及川恒平さんの自主録音終る。あとは、CDとなってその成果を聞きたい。
月末北海道立文学館吉増剛造展がスタートする。
7月鯉江良二が来る。この3人とのそれぞれの出会いが、今またひとつの形にな
る。私は、私の時間の深まりを生きている。私は私のさっぽろを生きている。
その固有の深まりにタッチする人の出会いに悔いはない。
それにしても、せっかくの道外からの3人のビッグに、がっぷり四つに組んださっぽ
ろがひ弱な感がする。万博吉増剛造、鯉江スペシアルゲストになるなら問題だ。
久し振りのモエレ沼公園でさっぽろの臍を感じる。そのヘソに興醒めなのは、モエ
レ沼のフリーペーパー「cultivater 01」で、cultivatorの誤字で、しっかりしろよと
云いたくなる。

*細井護展「水が風景をつくる」-7月8日(火)-13日(日)
*酒井博史てん刻ライブー7月20日(日)am11時ーpm7時
*久野志乃展ー7月22日(火)-8月3日(日)
*アキタヒデキ展ー8月5日(火)-17日(日):最終日は展示の都合でずれる予定
*森万喜子展ー8月19日(火)-31日(日)
*gla_gla展(予定)ー9月2日(火)-10日(水)
*新明史子展ー9月16日(火)-21日(日)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8北大斜め通り西向
 tel/fax011-737ー5503

by kakiten | 2008-06-25 12:53 | Comments(0)


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