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テンポラリー通信

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2008年 06月 09日

暑い日ー夏の年(sak-pa)(7)

休廊日。歯医者さんの後、ギヤラリーに寄る。
暑い日。風もない。午後の陽射しの中、作品をゆっくり見る。
「おおらかなリズム」題名どおりの、自由なタッチ。
描かれた紙をはみ出して、壁にもドローイング。
2階への梯子にも描かれている。
”梯子がこわ~い”と、芳名帖に、なん人かが書いている。
怖いと言いつつ昇る。怖いと言いつつ楽しむ。
面白いと喜ぶ、元おてんば娘、旧悪ガキ。
固定した鑑賞者の立場は消え、胡座かく人、寝転がる人、椅子に座る人。
2階から見下ろす人。それぞれの位置に作品がある。
従って、芳名帖の文もさまざまである。
横一列にきちっと郵便番号から、隙間なく名前が連なる時もある。
それは展覧会の空気と来る人の年代層にも拠るのだろう。
今回はみな、感想を自由に書いて、気ままである。
これも作品の一部になっている気がする。
学校という学園広場。一種の囲繞地。そこに生きる現場がある斎藤周さんの、
可能な限りの充血、タッチ。それが今回色彩の変化とともに顕われているのか
も知れない。隅の三角ゾーンに描かれた、はみ出る色彩、フォルムに凝縮する
生活が窪みのように宿っている。
跳んでいるようだが、窪んでいるようでもある。
真昼の雲岡・千仏洞かもしれないなあ。

*斎藤周展「おおらかなリズム」-6月7日(土)-22日(日)am11時ーpm7時
 月曜定休・休廊
 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8北大斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2008-06-09 17:38 | Comments(0)


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