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テンポラリー通信

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2008年 05月 31日

岡和田直人展終了ー5月の共和国(29)

とにもかくにも、一編の映像が出来る。最後まで悪戦苦闘の仕立て工房。一着
のスーツに仕上がったかどうかはどうであれ、仕立てていたのは間違いない。
大きな才能、大木裕之の長期作品「メイ」の最終章を彩る一場面に呑みこまれ
ていたのかも知れぬ。それはそれで、善しである。
3年懸かりの及川恒平さんのさっぽろ録音。5年懸かりの大木裕之さんの映像。
20年伏流水の佐佐木方斎さんの登場。大きな濃い流れが合流して、岡和田さん
も大変だったと思うから。アップアップでもひたすら自分の映像に固だわって頑張
ったから。・・・ね。
最終日大木さん旭川・岩見沢から戻り、スクリーン前に捧げ物。生ほっけ、ソイの
刺身、べっこ餅ほか。1年ぶりに顔出した阿部ななさん、後から来た樫見菜々さ
ん、両ななさん抱き合って再会を喜んでいた。プロジェクターの前だったので、ふ
たりのお尻が青く染まっている。お尻が青いというと、変な人という目で見られた。
意味はなく、そのまんまだったのだが。
大木さん、藤田さんは頃合いを見て佐佐木方斎宅へ出かける。
最後に、SARのSさんと清治拓真さんが来る。この人たちも何年ぶりかである。
少しきつく最近のレジデンスやら、某ギヤラリーの批判をする。
Sさんが私に喧嘩吹っかけてるの?と短腹そうな顔で噛み付く。人の意見を聞か
ず個人批判と捉えられたら、もう話す事はない。企画ならず、規格「サッポロ・アー
ト」展示会じゃないのか。サッポロスタイルとかいう催し、商品振興と同列だろうに。
文化のパブリックワークに易々と乗って、個人批判に歪小化する人間の精神年齢
の幼稚さを感じる。戸籍年齢だけが人間の年齢ではない。外国に何年も行って一
体何を感受してきたのか。さっぽろだろうと外国だろうときちっと生きろ!と言いたい
。大手のCレコード会社を自分の信ずる所まで引寄せ、対峙する場としてのさっぽ
ろを提示できる人間が一方にいて、その半分位の年齢の人間の方が余程保守的
で狭いのだ。
岡和田さんの個展は、そうした二種類の人間の落差を渦巻きにして、時空を皺寄
せ熱く波打ったのだった。佐佐木方斎の夢の痕。遠く、近い’80年代の残照。
フォークの草分け六文銭の及川恒平の声の城。宇宙人大木裕之の映像への執念
。それらが、現在性の只中に渦巻き、皺寄り、太陽風を吹き起こしていたのだ。
その強風の中で、凧のように漂流しつつも、羅針盤は真っ直ぐに目的を指していた
。その事だけはしっかりと、岡和田直人展の捕手として、ピッチャーである岡和田さ
んには伝えておきたいと思うのだ。お疲れ様でした。岡和田さん。

*斎藤周展「おおらかなリズム」-6月7日(土)-22日(日)月曜定休・休廊
*アキタヒデキ展ー6月24日(火)-7月6日(日)
*細井護展「水が風景をつくる」-7月8日(火)-13日(日)
*酒井博史てん刻ライブー7月20日(日)am11時ーpm7時
*久乃志乃展ー7月22日(火)-8月3日(日)
*森万喜子展ー8月19日(火)-31日(日)
*新明史子展ー9月16日(火)ー21日(日)
*梅田正則展ー10月1日(水)7日(火)
*阿部守展ー10月中旬予定
*河田雅文展ー11月予定

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8北大斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2008-05-31 13:31 | Comments(0)


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