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テンポラリー通信

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2006年 02月 17日

しゅつたつは告げられてある(12)

病院に行く。畑俊一先生診療そっちのけでしばし語る。「残念です。私もマンシヨ
ン、ビルの反対運動をしていて、今の行政は・・・」に始まりまた是非戻ってきて下
さいというような事だった。思いがけず激励を受ける。「うんと怒ってどんどん書いて
下さい」そして血圧を測る。「う~ん中森さん怒っているから、今高目だな」腎臓は
あまりよくなっていない。まず血圧を下げること、そして食事だなあ。病院はあの店
の近くで退去した後だけに、なにか行きづらかったが逆にご近所の友情を感じた。
東京の映像作家石田尚志さんよりメール入っていた。<僕にとって中森花器店・
テンポラリースペースはこの2年間でもっとも重要な場所でした。(中略)一昨年
の身体の体験(踊り)そして空間の体験(インスタレーシヨン)はともにたった一日
ずつの出来事だったという事も重要な意味を持っていると思うのですが、なにか
今まで成し得なかった方法が初めて全開しえた瞬間でした。それが出来た唯一
の場所でした。何よりそれが成立し得たひとつの理由は、沢山の人の豊かなつな
がりその不思議な広がりでした。(中略)たった2回伺っただけですが、その場所
で出会えた友人との関係は一生続く事になると思います。(中略)そして中森さん
、いつか一緒に沖縄へも行きましょう。-僕は中森さんの所での仕事を今、東京
でやらなければいけないと思っています。自分が生活しているここで、あの仕事
をしなければ嘘だと思っています。>一部分の引用で失礼あったかと思うが、
一昨年吉増剛造さんが沖縄で石田さんに私を紹介した時から、2回の映像個展
を経て今の文章がある。きっとこれは文化の<その入口>が開いていたから
<沢山の人の豊かなつながり>を生んだのだと思う。勿論石田さん、あなたの
作品の保つ素晴らしい想像力、イマジネーシヨンを抜きにそれは語れません。
作品と人がなによりも開いたのです。昨年10月初めの一週間壁に直接描いた
映像とのコラボレーシヨン共に歩き廻った水の道そして寡黙な春日さんの明るい
お餅カフエの表情、忘れません。石田さんが惹き起こした作品と人の力は僕らに
記憶という掛け替えのない映像もまた残してくれた。3月はカナダで制作という。
なにか世界がゆるやかに見える。沖縄もカナダもいつでも行けそうだなあ。
その前に伏篭さっぽろ開かなくては・・!

by kakiten | 2006-02-17 12:43 | Comments(6)
Commented by kikko at 2006-02-17 18:52 x
こんにちは~キッコです
お元気ですか?
体がちょっと心配ですね
私はいつも元気ですよ。
中森さんとの再会を楽しみにしてますよー
ブログも見てますよ~
Commented by sayaka at 2006-02-17 21:42 x
おっと~ 血圧高いんですか?ほんとに気をつけてくださいよ!
クスリは必ず飲む。蛋白と塩分注意です。
今日は中森さんお気に入りの金丸ゆうこりんとデートでした。
映画にランチに街ブラ たのしかったです。
今度 ご一緒しますか?
Commented by kakiten at 2006-02-18 12:13 x
>kikkoさんーその節は引越し手伝ってくれありがとう。元気そうでなにより。早くまたあなたの名古屋パワーを見たいですね。手羽咲きうまかったなあ~。
Commented by kakiten at 2006-02-18 12:22 x
>sayakaさんータンパクと塩分注意します。金丸さんとデート?相変わらず仲の良いふたりですね、しっかり宝塚やってますね。私が入るとなんでしょう、話にお酒にダジャレオジンギャルになってしまいますね。
Commented by Hiroko M. at 2006-02-23 01:14 x
 はじめまして。私は一度だけですが、お店にお邪魔したことがありました。閉店になるとは知らず、友人と二人でスピカで上演される能と狂言のポスターを貼って頂くお願いにあがった者です。素敵なお店でしたので、またゆっくり来たいな…と思いながら、このブログをみつけて喜んだのもつかの間、ショックでした。

  円山界隈に住みたいと思い、またその必要もいくらかあったのですが、賃貸での入居の身、紹介される物件はコンクリートや高層が多く、住みたい気持ちにかわりなくとも、やはり円山にそのような建物はそぐわないと思い、ひとまず円山でそのような物件を借りることは
断念しました。
  どうぞ お体、お大事になさってくださいね。

 
Commented by kakiten at 2006-02-23 14:41 x
>HirokoMさん                                 
そうでしたね。

もうその時は立ち退きのこと頭にあったのですがたとえ
短くとも少し宣伝のお手伝いにと思ったのを覚えています。そんな雰意気
がおふたりにあったからと思います。こうしてコメントいただきうれしいです。







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