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テンポラリー通信

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2008年 04月 27日

往還する時・人・場ーランドとしての石狩(30)

4月ももう終る。
イシカリ・さっぽろ5月の共和国。夏の年の始まりが今年は早い。
小樽のMさんが訪れ、昨夜は佐佐木さんと話に花が咲く。
故人となった人、かってあった場所。話に時が往還する。
小樽・桜倶楽部も懐かしい。
小樽文学館にいた人と、どこか似た輪郭の淡さを想う。
’90年代後半から閉じていた佐佐木方斎さんの時間が、
それ以前の記憶の蠢きとともに、こうして出会う人によって復活してくる。
その度に彼の表情もまた、生き返ってきているように思えるのだ。
私には遠い知見だけの人たちが、
彼の時間の中では濃いくっきりとした輪郭の人である。
私の記憶の時間と、彼の記憶の時間の間に訪問者が入ると、
その記憶は、過去から立体的に甦る。
そこで私の知見の人は、その時間のなかで活き活きとその姿を現す。
微かな印象の底に眠っていたコアが開き拡がる。
そしてその生きていた時間の薫りが、湧き上がってくる。
それぞれの生きてきた親密な時間が交錯して、新たな発見に染まる。
遠く、’70年代から今に至る時間が地続きになって、
モーゼの海のように、遮断した時に道が続くようだ。
佐佐木方斎「meta絵画」展は、
そのmeta(間に、ともに、変化して、後に)の意味のように
会期中の時間を日々に熟成していくだろう。

*佐佐木方斎展「meta絵画」-5月4日(日)まで。am11時ーpm7時月曜休廊
*小林麻美展「風景がわたしをみている気がする」-5月9日(金)-15日(木)
*岡和田直人展ー5月21日(水)-30日(金)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8北大斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2008-04-27 12:49 | Comments(0)


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