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テンポラリー通信

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2008年 04月 25日

余剰群な夜ーランドとしての石狩(28)

昨夜は花田和治さんと佐佐木方斎さんと私の3人で飲んだ。花田さんが踊るのを
、初めて見た。花田さんの案内で佐佐木宅を訪問したのは、2年前の2月頃であ
る。その出会いがなければ今回の個展もない。そんな気持ちが心の底流にどこか
であって、3人でいるのが楽しかった。「metaレリーフ」という立体の未発表作品が
まだあると佐佐木さんが言う。これを機会見て発表しようという話も出た。そう、溜
めているものは、一回全て出してみたほうが良いと応えた。今回の薄皮一枚のよ
うな作品群はさらなるものを促がしているのだ。俯いて死ぬなよ、前を見据えて死
ね。そんな過激な感情が、佐佐木さんに対して湧きあがったのだ。気功の呼吸の
ようにまず吐け。そして吸い込む。「metaレリーフ」という作品群まで私は彼と付き
合う事となりそうである。1、2の3で出立である。ホップ、ステップ、ジャンプ。3の
ジャンプで佐佐木方斎の真の再生が為されると思うのだ。今までの彼の最高傑作
「格子群」「余剰群」「自由群」の3部作はそのタイトルの通り、凝縮・横溢・展開の
1、2、3でもある、余剰とは格子の区別性に対して溢れるmarginalな世界を意味
している。自ら意志した今回の個展は、格子のなかの失われた十年を溢れる余剰
の意志によって為されたものと思える。内から何かが零れ出して、昨日の夜もあっ
たのだ。作品を展示するという、たったそれだけの行為にも人の一生が、生き様が
ある。そのことを軽んじてはいけない。その個人的な理由のデティールに大きな命
の露が宿っている。marginalな、余剰の、欄外の、3人の夜だった。
marginalという言葉を教示して頂いたK大姉へのささやかなご報告でもあります。

*佐佐木方斎展「meta絵画」-4月23日(水)-5月4日(日)am11時ーpm7時
 (月曜休廊)
*小林麻美展「風景がわたしをみている気がする」-5月9日(金)-15日(木)
*岡和田直人展ー5月21日(月)-30日(金)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8北大斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2008-04-25 12:35 | Comments(0)


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