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テンポラリー通信

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2008年 04月 22日

もう夏のようだーランドとしての石狩(26)

競馬場横の柳の大木が一気に芽吹き、若葉となり緑の簾のように見える。
その手前にある桜も満開で、淡い柳の緑を緞帳にして、その薄紅が映えている。
続いて道に沿って並ぶポプラは、若葉が小さく竹箒を逆さにしたように見える。
大野一雄の津軽ジョンガラの踊りを思い出す。竹箒を逆さに高く掲げていたな。
とにかく一気の夏・もう初夏のよう。もう一度寒の戻りもあるだろうに。
設置予定を1日早めて、昨日夕方佐佐木方斎さんの展示終える。
白い無地の薄明のような画面が並ぶ。大小あわせて12点。
よく見ると、うっすらと容(かたち)がある。-・・・中身を盛り上げるから、かたち、
すがたがさまざまとなり、うごくことともなる。-「容」の解字。
形(かたち)は限りなく無い。容(かたち)として内側に在る。
約10年間の、沈黙の時間を象徴するかのような作品である。
あの色彩と直線の溢れる彩(いろ)は、もうここにない。
ひたすら白く、時に乳白色に、塗り込められた画布があるのだ。
閉じたままに顕すこと。顕われる事のない閉じたものが、容として今、ウゴクコト
トモナル。この必死さは、画家であることでしか為し得ない、と思われる。
会場には出来る限り毎日顔を出すと言う。
多分、居る事も今回の作家の存在証明。作品とあわせて佐佐木方斎の<容(かた
ち)>が、今展の主題となる。
最終日までの10日間に、見る人と作家・作品がその容に形を加えていくのだろう。

*佐佐木方斎展「meta絵画」-4月23日(水)-5月4日(日)
 am11時ーpm7時(月曜休廊)
*小林麻美展「風景がわたしをみている気がする」-5月9日(金)-15日(木)
*岡和田直人展ー5月21日(水)-30日(金)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8北大斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2008-04-22 14:57 | Comments(0)


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