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テンポラリー通信

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2008年 01月 27日

ハイローズの夜ー視線と拠点(44)

昨夕、ひょっこりと平野貴弘さんこと、ちQさんが来た。彼は、村岸さんの親友で
、追悼展以来よく私と話すようになったのだ。高臣さんのガラスは初めて見るらし
いがすっかり気に入ったようだった。そこへ森万喜子さんの個展以来のI・Nさん
が砂川のお菓子ワッフルを持ってきた。ほどなく来札中の谷口顕一郎さんも来る。
谷口さんことケンちゃんは川崎の岡本太郎美術館に出品の為ドイツより帰国中だ
が580人余の応募で大賞候補の24人に選ばながらも、一昨日の選考で大賞は
逸して少し落ち込んでいると話した。ちQさん、I・Nさんと話して心が紛れたのか、
お気に入りのハイローズの「月光陽光」を聞こうと言い出した。ドイツへ行く前彼が
よく聞き、よく唄っていた曲である。私も聞くのは久し振りで、前奏から♪胸の奥で
ベルが鳴る・・と唄が始まると気持ちがすっきりした。ケンちゃんはさらに気合が入
って元気になると言う。やはりこの唄には闘いの気迫があるとみんな勝手な事を
言い出し、後はてんでに自分の話を語り出した。メロデイーと歌詞の言葉がシン
プルで、人の心を昂揚させる何かがある。音楽と言葉のサウンドの効用と言える
。透明なガラスの骨太な線の美しさと花の保つ命の線が灯りのなかで揺れて、
ハイローズのひたむきなサウンドと交錯し、若い芸術家たちの野心と悩み多い多
感な夜が更けていった。翌日、日曜日の今日は花光さんが昼から会場に詰める。
1週間経ったお花の手入れと新たなお花を挿している。若い花屋さんが次々訪れ
たり、芸術の森の学芸員のIさん、Hさんが相次いで訪れたり、作家のKさんがお母
さんと来たりと人がクロスする。お花を素材とする花光さんのような作家がこうして
他分野の人と会場で作品を通して話が盛り上がるのはとても刺激となるようで花光
さんは嬉しそうであった。それは他の若い花屋さんにも伝播して私の知る花屋さん
とは違う雰囲気が漂っていた。この空気からきっと何かが生まれる予感がした。花
光さんはその先駆的役割を必ず果たすようになるだろうと思う。何か蠢くものがこの
展覧会の周りには、沸沸としているからだ。

*高臣大介冬のガラス展「雪と花光とgla_gla」-1月22日(火)-2月3日(日)
 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8北大斜め通り西向
 tel/fax011-73-5503

by kakiten | 2008-01-27 16:58 | Comments(0)


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