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テンポラリー通信

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2006年 02月 09日

しゅつたつは告げられてある(5)

酒井博史さんと一日歩く。東屯田通りぞい東側を徹底的に歩く。華僑会館界隈、
行啓通りの交差する界隈に惹かれるものを感じる。南17条から幌平橋へ向かう。
連合や道議会議長公宅のある鴨々川注水口のある謎のデルタゾーンをみて、
幌平橋を渡る。そこから堤防沿いに水車町へ。ここから見る札幌はビル群である。
凄い摩天楼だ。壁のように連なっている。大きな高い木のあるのが見え堤防を降り
る。神社だった。雪深く名前が判らない。南大橋に出てそこを渡り、南9条へ出る。
ちようど、ぐるっとまわってきた。出発点は南6条だった。酒井さんのお店で一服し
福井の炭焼きコーヒーの店へ向かう。濃い街の空気から少し離れたくなったからだ。
朝陽が東の山を越えて午前中入ってくるという。コーヒーの焙煎人は嬉しそうに語る。
午後5時過ぎて、及川恒平さんに会う為居酒屋与太へ向かう。明日帰京するので
さっぽろ最後の夜だ。酒井さん、田中綾さんと四人で飲む。一月最後の最後まで
コンサート前の大事な時間を引越しに付き合ってくれた。ミニコンサートも含めて
4回である。名唱「地下書店」の話やら、ともに呼吸した記憶は時を忘れさせ話は
尽きない。私にはもう何もない。失うものはほぼすべて失った。いま新たな場を探し
ながらもふっと失ったものに引き裂かれ深い徒労感に陥る時もある。幌平橋の向い
側から見た厚い高い壁のようなビル群の下を、彷徨っている。きっとさっぽろを探し
ている。自分の生き抜く場所を信じて。背中に熱い友情の視線がある。自分の熱い
想いもある。しかし疲れている。そう感じる。もっと広い開かれたところに行きたい。
イプツ(その入り口)イパル(その入り口)呪文のように札幌の底で呟く自分がいる。
伏篭札幌浪漫。封印の力強し。

by kakiten | 2006-02-09 15:50 | Comments(6)
Commented by h-art at 2006-02-10 00:29
 地図には「難得神社」と記されていますが、わたしたちが子どものころは「ヘビ神社」と呼び習わしていました。
 ちょうど、いまは暗渠になってしまった水車川が豊平川から分流するあたりなので、ヘビと水は関係の深いものですから、なにがいわれがあったのかもしれません。
 それにしても、そういう場所に感応してしまう中森さんって、さすがというか、すごいというか。
Commented by h-art at 2006-02-10 00:30
 ↑ 上のカキコミは、北海道美術ネットのヤナイです。
Commented by kakiten at 2006-02-10 11:28
そうですか。モイワー界川の水の道にも白龍大社がありました。これも水の神さま龍ーヘビですよね。ヘビ神社とはねえ。夕張の二股峠のkahiさんといい、梁井さんといい地の精が反応してくれているようで凄いなあ。
梁井さんテンポラリー最後間に合ってくれましたか?こうしてまた新たにお会いできて嬉しいです。
Commented by soubi at 2006-02-10 16:42
何時までもロマンティストですね。
それが、端から見ると素敵なのかな?と。
Commented by sichihuku at 2006-02-11 22:03
例の『引越し』の絵ね、今大きく全体をアップしたの。
のぞいて見て。トラックバックも送るから。
中森さんの文を読んでいて、前の硬い感じが戻り、
相当疲れているのが分かるんで心配だけど、
ブログを続けているから大丈夫だろうな、とか考えてます。
いい加減に聞こえたらごめんね。
絵の中にあるしめ縄は、ひょっとしたらこのブログのことなのかもしれない。
まず風邪を治すことだよ。ちゃんと食べてんの?
Commented by kakiten at 2006-02-13 11:36
>sichihukuさまーなにもかも<お見通しのお引越しのお師匠さん>ちよっと汚いトイレとは今頃言われると顔火照ります。大介さんの言う通り
形あるものはいずれなくなるのですが、そこに蓄積した形なきあるもの
はまた泉のように深い流れを経て形になると信じます。それも<引越し>
のひとつですよね。食事といえば師匠のブログいつも美味しそうなもの
載っていますね。絵と同じくらい輝いて・・・。


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