大分回復する。点滴だけの生活から重湯、3分お粥になり少し固形物を食す。こ
れが意外と感動する。胃潰瘍は回復中で本人にはもう自覚が無い。10時間の点
滴が拘束感を強いる。本格的な入院は人生上初めてなので他の患者さんを見て
種々感じる事多い。洞爺のガラス作家高臣大介さん来てくれる。来週から始まる
石田善彦追悼展打ち合わせに山内慶さん来る。その前日ドイツから帰国の谷口
顕一郎さん来る。11月3日からの谷口さん個展の打ち合わせも少しできる。入院
中の手配もほぼでき安心する。作品と場と人がここを支える。石田さんの身内の
方も会期中東京から訪れるという。死者もまた遠くから参加して濃い秋である。村
岸さんの白樺のようだ。一時外出許可をもらい郵便物と雑用をこなす。まだ集中
力に欠ける。