昨日ここへ来る前にコンチネンタルギヤラリーの下沢敏也・川上力三・阿部典英
展を見て来た。川上さんは花器店時代に京焼き花器としてよく扱っていた作家で
あった。今回下沢さんの紹介でさっぽろは初の展示である。いけばなの花器とは
違って造形の作品が主で最近の黒泥のものと旧作の花器でよくみた肌合いのも
のと両方展示されていた。どちらかというとストイックな下沢、川上に対し阿部さ
んの派手さが目立つ作品と3人で展示した事はバランス的には会場構成上良か
ったのかも知れない。個別の作品では下沢さんの野幌の土を使った作品がよか
った。裸になったなあと感じた。この次はソロで見たいと思う。テンポラリーに着い
てまもなくモエレ沼公園の帰りという下沢、川上両氏がここを訪ねてくれる。私が
いた時はモエレ沼公園に行っていたと言う。川上さんとは初対面で花器制作時
代の話とか最近の滋賀県陶芸の森の鳥居を模したモニユメントの話とかをする
。共通の京都の知り合いとかもいてあまり初対面という感じはしなかったようだ
。三岸美術館にお勤めのAさんが来る。1992年の戸谷成雄展を見たと言う。し
ばしその頃の資料を見せて喜ばれる。同じ美術館のいる穂積利明さんの事を
聞く。辛口の批評を書き信頼できる美術評論家である。まだゆっくりとお会いした
事はないが最近体調がよくないと聞いていた。夕刻3度目の写真撮影に前澤良
彰さんが来る。陽光が作品に斜めに差し込むショットを撮る為今回が3度目の
挑戦なのだ。撮影に時間がかかりそうなので留守を頼みちょうど来ていた酒井
さんの車で時計台ギヤラリーの菱川和子展へと向かう。車が渋滞して着いた時
はもうシャッターが下りていた。女房の位牌を頼みに仏壇屋さんに寄ってさらに
時間がとられた。なかなか纏めて時間が取れず一度に用事を済まそうとすると
無理がある。今日は久し振りに雨。自転車を置いて歩く。途中土砂降りでズボン
が濡れる。ここへ着く頃止む。今夜は福井岳郎さんと栄田佳子さんのライブがあ
る。石川亨信展最後のイヴェント。岳郎さんのチャランゴとケーナそして唄。演劇
の栄田さんがそれにどう絡むのだろう、作品空間の変容が楽しみである。
*石川亨信展「each pulse、each tempo」-29日(日)pm7時まで。
:福井岳郎ライブwith栄田佳子ー28日午後6時~投げ銭公演
*村岸宏昭の記録展「木は水を運んでいる」-8月7日(火)-12日(日)
1~6日展示準備で休廊
:併催8月10日(金)遺作コンサート午後6時~於ザ・ルーテルホール(大通り
西6):8月6日(月)追悼ライブ午後7時~於ライブハウス「LOG」(北14西3)
7日(火)午後7時~於カフエエスキス(北1西23)
*及川恒平ライブ「だきあえぬうお」-8月18日(土)午後6時~予約2500円
当日3000円
*Psalmライブー8月19日(日)午後6時~入場料1000円
*佐々木恒雄展「crickers」-8月21日(火)ー26日(日)
*石田尚志展ー8月28日(火)-9月9日(日)
*阿部守展ー9月11日(火)-23日(日)
*中嶋幸治展「Dam of wind for the return」-9月25日(火)-30日(日)
於テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り
tel/fax011-737-5503