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テンポラリー通信

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2007年 07月 23日

らイさツの打楽ー夏の旗(44)

石塚俊明のドラムソロ「風の闇ーらイさツの打楽」を流す。なにかこの曲が一番
会場に合うようだ。頭脳警察のドラマーとして通称トシと呼ばれ日本ロックシーン
の草分け的存在であった石塚俊明さんのさっぽろで録音したソロのCDである。
1992年2月26日にヤマハのスタジオで午後1時から10時間かけて録音された
。私と学研グリム社の賀村順治今は滋賀県にいる桑名正和の3人で企画し実行
した。前の年秋に大野一雄の石狩河口公演「石狩・道行き・大野一雄」を終えた
ばかりでもありその舞台となった石狩河口近くの来札(らイさツ)の地名をタイトル
につけたのも懐かしい思い出である。トシはその映像を賀村宅で見て涙を浮かべ
て”すっごいなあ”と呟いていたのが今も鮮明に思い出す。石狩弁天町の僧侶で
もある石川さんの個展にぴったりかなあと思い流してみたのだ。「む」に始まり「
輪楽Ⅱ」で終る8楽章からなるこの曲はトシのソロ演奏としては白眉でこれ以上
はないと某東京の音楽プロデューサーが言ったと聞いた。全集を出す時は別巻
で収録したいと云う。市街地に埋もれた暗渠の川、界(さかい)川を舞台に繰り広
げたアートイヴェント’89界川游行インさっぽろで試み再度実行され成功したの
がこの一枚のCDである。短歌絶叫の福島泰樹のバックでドラムを叩き友川かず
きの唄と共演しとソロの演奏の機会が少なかったトシを是非ソロでとろうというの
が我々のその時の希いだったのだ。装丁デザインは今イタリアのヴェネツイアビ
エンナーレ日本館代表で出品している岡部昌生の手によるものだ。知津狩浜近
くの牛馬頭観音の石碑から音一文字を擦りだし(フロッタージュ)したものをデザ
インしている。夕陽の純粋赤が光三原則で翳が緑に見えそのイメージで音の文
字が緑と赤に浮き上がっている。優れて美しい出来だった。ヒロシマの社会的意
味に重きを置く今の仕事の事はさて置きこの頃の彼はまだ別のフットワークが健
在だった気がする。岡部にとって今さっぽろとは、石狩とは、何なんなのだろう?
今は昔の話である。午後元ギヤラリーどらあるの坂本公雄さん来る。石川さん
の宗派の檀家と言う。奥さんの坂本順子さんの葬儀を勤めたのが石川さんと聞
き吃驚。そのうち石川さんも来て話が弾んだ。縁とは不思議なものである。


*石川亨信展「each pulse,each tempo」-29日(日)まで。
 23日(月)午後6時~栄田佳子(劇団千年王国)パフォーマンス
 24日(火)午後6時~嵯峨治彦(喉笛・馬頭琴)ライブ
 28日(土)午後6時~福井岳郎(チャランゴ。ケーナ)with栄田佳子
 以上投げ銭ライブ
 於テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2007-07-23 13:54 | Comments(0)


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