人気ブログランキング |

テンポラリー通信

kakiten.exblog.jp
ブログトップ
2007年 07月 21日

曇天・南平岸ー夏の旗(42)

曇天、風の平岸の丘。繰り上げ49日の法要でひとり、お坊さんを迎える。風強く
蝋燭が灯らない。念入りな読経の後初盆の日程打ち合わせして別れる。急にア
イス珈琲が飲みたくなり墓地を出て喫茶店を探しながら歩く。石山軟石の林檎倉
庫を改造した沢田珈琲店を思い出して一駅歩いた。お袋が入院していた幌南病
院の傍にあった。平成10年の秋の頃病院にいった帰りよく寄ったのだ。昨年の
お盆にはひとりお参りして平岸霊園から円山表参道まで暑い中歩いた。その日
村岸さんが四国の川で遭難死してみんな大騒ぎしてテンポラリーに集まってい
た。何も知らず精進川沿いの川の道を歩いていた。後でその歩いた道は村岸さ
ん、野上さん、酒井さんと3人で秋歩く予定の道だったと聞いた。今日は地下を
電車で北18条駅に向かう。追悼の丘から世界はどんどん生者の盛んな世界へ
と近づく。薄野ー大通りー札幌駅。地下を走りながら空気の違いを感じていた。
お坊さんを迎える為早めに墓地にいたので墓地にいた時間が長かった性もある。
死者の丘から生者の街へ空気の波長が違う。遠い時間初めての葬式、焼き場は
平岸霊園だった。祖父と父の時だ。婚約した彼女の急逝した時も平岸だった。焼
き場の高い煙突から煙が昇った。焼いている時間。待っている時間。丘の上にさ
らに高く煙突が聳えていた。今その焼き場は無くプールになっている。墓地だけが
残り地名も平岸霊園から南平岸となった。でも丘の静かな時間とそこから下る街
への道程の過程は変らない。空に上る煙もなくそれを見上げる時間も消失したけ
れど丘の死者の静けさは変らない。さっぽろ嵐が丘。私はヒースクリーフにはなれ
ない。何故か不意にそんな思いが突き上げてくる。

*石川亨信展「each pulse、each tempo」-29日(日)まで。am11時ーpm
 7時。
*村岸宏昭展「木は水を運んでいる」-8月7日(火)-12日(日)1~6日展示作
 業中。併催:遺作コンサート10日(金)午後6時~於ザ・ルーテルホール(大通西
 6)追悼ライブ6日(月)午後7時~於ライブハウス「LOG」(北14西3)7日午後7
 時~於カフェエスキス(北1西23)
*及川恒平ライブ「だきあえぬうお」-8月18日(土)午後6時~
  予約2500円当日 3000円
*Psalmライブー8月19日(日)午後6時~入場料1000円
*佐々木恒雄展「crickers」-8月21日(火)-26日(日)
*石田尚志展ー8月28日(火)-9月9日(日)
*阿部守展ー9月11日(火)-23日(日)
*中嶋幸治展「Dam of wind for the return」-9月25日(火)-30日(日)
 於テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2007-07-21 15:12 | Comments(0)


<< 曇天・北18条ー夏の旗(43)      人と音の曼陀羅ー夏の旗(41) >>