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テンポラリー通信

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2007年 07月 20日

人と音の曼陀羅ー夏の旗(41)

午後どーみんさんという名のミキ友がゆっくりと会場を見て話し込む。今日は子
連れではなくラフな服装なので最初は別人かと思った。そうこうしていると会場に
入り芳名録に記帳をしている人がこちらを向き声をかける。しばらくでした・・。痩
せて見間違えそうになったが門馬ギヤラリーの大井恵子さんだった。故人の門
馬よ宇子さんの娘さんで今後母親の意思を継いでギヤラリーを続けると言う。し
ばらくぶりに会った事とここは初めて来た事と故人の話でいっぺんに話が濃くな
った。母とふたりで一度訪ねようねと話していたんですよと言う。私も一度会いた
かった。早朝の太陽の光の中で門馬さんの死を見詰めたと言う。宇宙へ逝った
のです。いやそれは違う。太陽になったのだ。太陽おばさんでしたよ。そんな話
をする。吹き抜けの2階に上がり落ち着くといってなにやかやと話が跳ぶ。そこ
に石川さんが来て挨拶が始まる。大井さんが帰ってまもなくチャランゴ奏者の福
井岳郎さんと演劇集団千年王国の栄田佳子さんが来た。会期中に演奏をする為
の下見である。岳郎さんとは古い知り合いだがここに来たのは初めてである。奥
さんの陶芸家土屋恵理さんは前のスペースで個展をしてもらった。力強い土の造
形を得意とする。ふたりが結婚してもうお子さんが出来たと聞いてから何年か経つ
。するとそこへ熊谷直樹さんが人を連れて現れた。是非紹介したいとメールがきて
いたジャンベ太鼓演奏の茂呂剛伸さんという人だった。話もそこそこに取りあえず
音を聞かせてよということでアフリカで学んだというジャンベという太鼓を叩き出した
。お通夜の仕事が入ったと言って石川さんは仕事に出掛けたがその後演奏が続
いた。いや~あ良いね。真っ直ぐな迫力がある。つられるように岳郎さんが演奏を
する。チャランゴとケーナの演奏だ。最初に歌った後茂呂さんとコラボレーシヨンと
なる。太鼓の強いリズム、優しいが激しく掻き鳴らすチャランゴ。岳郎さんの声と音
に以前と違った哀(あい)のようなものを感じる。前はNHKの唄のお兄さんみたい
な明るい農村青年みたいな健全さが持ち味だったが今は哀しみがどこか沁み込む
味がするのだ。茂呂さんは勢いがあり強くどんどんかき分けていく音だ。岳郎さん
は沁み込む音だ。ふたりは対照的な質である。それがいい刺激になっている。最
後に栄田さんがピアニカで加わりトリオの演奏となった。これはこれで絶品と言え
た。作品の中で昨夜は音と人が曼陀羅のように宙(そら)を創ったのだ。

*石川亨信展「each pulse、each tempo」-29日(日)まで。am11時ーpm
 7時:28日午後6時~福井岳郎ライブwith栄田佳子(千年王国)-投げ銭
*村岸宏昭展「木は水を運んでいる」-8月7日(火)-12日(日)1~6日展示
 併催:遺作コンサート8月10日(金)午後6時~於ザ・ルーテルホール(大通り西
 6):追悼ライブ8月6日(月)午後7時~於ライブハウス「LOG」(北14西3)7日
 (火)午後7時~於カフエエスキス(北1西23)
*及川恒平ライブ「だきあえぬうお」-8月18日(土)午後6時~
 予約2500円当日3000円
*Psalmライブー8月19日(日)午後6時~入場料1000円
*佐々木恒雄展「crickers」-8月21日(火)-26日(日)
*石田尚志展ー8月28日(火)-9月9日(日)
*阿部守展ー9月11日(火)-23日(日)
*中嶋幸治展「Dam of wind for the return」-9月25日(火)-30日(日)
 於テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8
 tel/fax011-637-5503

by kakiten | 2007-07-20 11:55 | Comments(0)


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