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テンポラリー通信

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2007年 07月 17日

夏雲高く動かずー夏の旗(38)

昨日は休廊日。午前中古書と新本の店をしている「つきや書店」の小杉山竜一さ
んと中川潤さんが弔問に来る。その後骨入れに平岸墓地へ向かう。母親の納骨
の時はひとりで墓石の石板を持ち上げ腰を痛めた。その後地下鉄宮の沢まで行
きそこから円山まで歩いて治した。今回はふたりが同行してくれるので腰を痛め
る心配がない。それでもふたりがかりで石板をやっと持ち上げる。最初に母親の
頭蓋骨が見えた。その上から女房のお骨を入れる。頭蓋骨も分からずぽろぽろ、
さらさらと骨が落ちた。焼き場の火の燃焼力が強くなったのか、糖尿病で骨が脆
くなっていた性なのか解らないが母親の骨の方がしっかりと見えた。お坊さんの
都合で繰り上げ法要となり四十九日前に骨入れを済ませ六七日にお経を墓地で
あげてもらう事になったのだ。今日しかまとまった時間がとれなかった。友人ふた
りのお陰で無事済む。その後ギヤラリーに向かい3人で近くでお蕎麦を食べ別れ
る。午後村岸さんのお母さんと斎藤周さんが来て村岸展の打ち合わせをする。
彼の資料をお母さんが持ってきてその内容を点検する。昨年ちょうど今頃スタ
ートした個展の写真等がある。見に来た人が吊られた白樺を抱き耳をあて仕込
まれた川の音を聞いている写真である。一番最初の写真がその年10月に亡く
なった石田善彦さんの写真だったのも不思議だ。ふたりはその後近くの焼き鳥
やさんで飲み石田さんをして村岸さんの才能を大いに感嘆させる事になるのだ。
アナログのニコンのカメラで幾枚も写真撮影していた村岸さんを想い出す。彼の
眼線の記録。これも一冊のファイルとして纏めなければならない。作品の再生と
記録の両方がこれで軌道に乗ってきた感じがする。午後6時過ぎに明日からの
展示の設定に石川亨信さんが来る。縦長の銅版な大きな作品を吹き抜けと1階
を繋ぐように展示が試される。夜のライトの光は縦軸の眼線になる。明日朝もう
一度仕上げを試みる事でこの日は9時頃で終る。両手ふたつ余りの死を送り、
両手に溢れる死者の想いを迎えた日。夜残照の残る道を自転車で走りながら
疲れが夜風に跳んで浮いてる気がした。
7月17日ー午前中に石川さん展示を終える。仕事着ー僧服のまま来る。忙しそ
う。書肆吉成の吉成秀夫さんから速達葉書くる。明日西岡で吉増剛造さんを囲む
会の連絡。午後6時から8時までという。ここは午後7時まででそれから未知の西
岡の場所までは無理だ。残念だが致し方無し。今日はジョンコルトレーンの命日
という。「バラード」をかける。なにか死者が近い。石川亨信さんの僧侶姿と重なる
ようにお盆も近づくのを感じる。


*石川亨信展「each pulse、each tempo」ー7月17日(火)-29日(日)
*村岸宏昭の記録展「木は水を運んでいる」-8月7日(火)-12日(日)
 :併催遺作コンサート10日(金)午後6時~於ザ・ルーテルホール(大通り西6)
 :追悼ライブ6日(月)午後7時~於ライブハウス「LOG」(北14西3)
  7日(火)午後7時~於カフエエスキス(北1西23)
*及川恒平ライブ「だきあえぬうお」-8月18日(土)午後6時~
  予約2500円 当日3000円
*Psalmライブー8月19日(日)午後6時~入場料1000円
*佐々木恒雄展「crickers」-8月21日(火)-26日(日)
*石田尚志展ー8月28日(火)-9月9日(日)
*阿部守展ー9月11日(火)-23日(日)
*中嶋幸治展「Dam of wind for the return」-9月25日(火)-30日(日)
 於テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8北大斜め通り
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2007-07-17 11:24 | Comments(0)


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