朝の地下鉄の大通り駅で木村環さんに会う。昨夜遅くまで村岸宏昭さんの追悼展
の打ち合わせで自転車はギヤラリーに置いてきたので今朝は地下鉄に乗った。乗
り換えの電車ひとつ遅れてぼんやりしていたら木村さんが来た。今彼女は江別の
「ども」で個展中である。”江別はいいね”と言う。旧岡田倉庫と旧岡田屋敷も見た
と言う。かって石狩川を水路として走っていた輸送の船を記念して名付けられた石
山軟石の倉庫「外輪船」は今フリースペースとして再利用されている。プロレスの
試合会場にも使用されたそうだ。木村さんは個展の期間も延長されたそうでうれし
そうだった。今年の年末は彼女と藤谷康晴さんの合同展で終る。それまで彼女も
毎月のように藤谷さんと共に何処かで個展を続けながら12月末のテンポラリーま
で走りつづけるのだ。村岸さんの追悼展のポスターやDMのデザインをした佐々木
恒雄さんの個展も村岸展の後する事になった。網走出身の力量のある作家である
。以前のプラハスペースでボイラー室を使い個展をした事がある。壁に直描きのエ
ネルギー溢れるこの作品は彼のホームページでしか見ていないがその他の作品
も含めて骨格の太い作家であることが見て取れた。いずれまたニユーヨークに行
きたいという。”札幌の人はなんか弱々しいですよね”と言っていた。そう、このとこ
ろ札幌在住の他所出身の人が面白いのだ。妹背牛出身、青森出身、帯広出身と
それぞれの場を無意識の内に心に秘めて立ち上がってきている。もうこの世代に
<内地>とかいう発想は無い。むしろ自らが生まれた風土をしっかりと核にして生
きている。リットル東京のような植民地的な卑屈な感性とは無縁に思える。そのうえ
でさっぽろをしっかりと見ている。佐々木恒雄さんもそのひとりで彼の骨太な作品
は大いに期待されるのである。石狩の石川亨信さんの7月後半から11月の谷口
顕一郎さんまで何故か今度は男の作家で埋まっている。7月前半の後藤和子さん
までこのところずーつと女性たちの展覧会が続いていたのだ。やはり一番きつい
時には女性たちに助けられたという事かもしれない。そして死者たちが激しく往還
する夏でもある。石狩で僧職にある石川亨信さんから男の個展が続くのも故無き
事でないのかも知れない。
*屋比久純子・藤原典子展「LALALAガラス展」-29日(金)迄。月曜休廊。
-6月26日(火)午後7時半~酒井博史ライブー1000円
*後藤和子展「青焔sei-en」-7月3日(火)-15日(日)
*石川亨信展「each pulse、each tempo」-7月17日(火)-29日(日)
*村岸宏昭の記録展「木は水を運んでいる}-8月7日(火)-12日(日)
-遺作コンサートー8月10日(金)午後6時~ザ・ルーテルホール(大通り西6)
-追悼ライブー8月6日(月)午後7時~ライブハウス「LOG」(北14西3)
*佐々木恒雄展「2」(仮題)-8月21日(火)-26日(日)
*石田尚志展ー8月28日(火)-9月9日(日)
*阿部守展ー9月11日(火)-23日(日)
*中嶋幸治展ー9月26日(火)-30日(日)
*毛利史長・河合利昭展「SAND WHICH」-10月1日(火)-12日(金)
*石田善彦追悼展ー10月23日(火)-28日(日):26日(金)午後7時~ベーカ
ーストリートJAZZライブ・碇昭一郎ほか。
*谷口顕一郎展ー11月3日(土)-18日(日)