夏日だ。陽射し燦々というよりギラギラという感じ。タンクトップを着た帯広の岡和
田直人さんが来る。5月の水戸以来だ。映像作家を志している彼は水戸芸術館
の「夏の扉ーマイクロポップの時代」展の大木裕之さんのアシスタントとして水戸
にも来ていたのだ。その後帯広の実家に戻り「好日」という映像作品の仕上げ
にはいっていたが今回札幌にタイへ行くレジデンスの用事で出て来たと言う。一
緒に昼飯を食う。水戸での話、大木監督の事、今製作中の映像の話と話題は
尽きない。有本ゆかりさんとも以前野上裕之さんの彫刻展で一度会っている。7
月再度尾道へ向かう岡和田さんと同じ頃広島へ行く有本さんが向こうでまた会お
うと話していた。今日も有本さんの会場は人が絶えない。老若男女幅広い層の人
が訪れる。ひとりづつ丁寧に応対し”ありがとう”の言葉が絶えない。みんながこ
の彼女の人柄と復活を喜び親愛の気持ちで訪れているようだ。会場に作品もある
のだがそれ以上に本人の存在が作品とも云えるだろう。”ありがとう!”の言葉の
絶えない展覧会である。「からだ治しを通して、いただいた、まわりのあらゆる人た
ちものたちからの大きなちからをお返しできることができますように・・・」と書かれ
たあいさつ文に今回の展覧会の心がすべて表れている。感謝である。初めから
健康が前提としてある人の通常の美術展とは違うもっと根在的な生きる喜びを
人間の段階で祝意しあうそんな人の訪れ方がここにはある。玄米を噛み締める
ような<生>の噛み締め方がある。絵があって、それを描いた人がいる、やあ~
あなたらしくていいなあ~と笑顔が出る。薬害や添加物、程度の差こそあれみんな
感じていることなのだ。そこで傷つきそこで闘い生きる場を創ってきた有本さんに
応援の輪がいつのまにか多くの人の心にできていたのだろう。
*有本ゆかり展「ヤシンカの森ーインドからの風」-10日(日)迄。pm7時まで。
*屋比久純子・藤原典子展「LALALAガラス展」-6月19日(火)-29日(金)
:gla_glaアシストの女性2人初の展覧会
*後藤和子展「青焔seiーen」-7月3日(火)-15日(日)
*石川亨信展「each pulse、each tempo」-7月17日(火)-29日(日)
*村岸宏昭の記録展「木は水を運んでいる」-8月7日(火)-12日(日)
於テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8北大斜め通り
tel/fax011-737-5503