昨夜は25年の間に集った原点のような友たちが来た。ダスキンの平川勝弘さん
本屋の小杉山竜一さんの天井桟敷グループ、登山家でアイヌ文化実践の中川潤
さんオタスケマン流星舎の金井孝次さん、気功の熊谷透さん大野一雄の石狩公演
ドキユメントを出版したかりん舎の坪井圭子さん高橋淑子さん等である。そのなか
ふっと夜勤前の看護士金丸裕子さんも顔を出した。痛み止めの湿布を持って
きてくれた。ケーキ工房ジュンの小川さんと妹さんさんより差し入れニユーヨーク
中岡りえさん実家の高知より司牡丹6本送られてくる。なんでしよう。これではもう
引っ越し祝いの宴のよう。事実そんな感じで始まった。ただみんなここの25年の
時間をそれぞれ泉のように湧き上げている。25年がふふっと笑っている。酔いも
回って民族音楽「南太平洋の島々」を流すと、小杉山さんと熊谷さんが踊りだした。
平川さんと私が台を太鼓に叩き出す。いつか見た風景。昔誰かのオープニングで
同じ曲をかけ同じように踊った。この曲はノリがよく、安斎重男鯉江良二も踊った。
ある時は美術館の佐藤友哉さん岡部昌生も踊り、隣のアパートの管理人がピンク
のネグリジュエ姿で急に現れ、怒鳴られたこともあった。気功の先生熊谷さんが
へばって本屋の社長小杉山さんのほうが続く。ともにへび系のクネクネダンスで
ある。熊谷さんそのうち回復して外に出て白樺の木に登りだす。落ちる。雪が受け
る。夜が深けた。夜勤の金丸さん帰った。白樺の木を2階からもゆっくりと見ていた
。彼女こそ今日は白樺の精かもしれない。この木が好きでここに来るようになった
人だから。
今夜は古館ー有本ラストライブSTVが取材。宴はこれにて終わりだ。
シニカルに言えば額縁にはまってからこそ、安心して人は「伝説」だの「惜しい」
だの言うのかも知れない。しかし立ち退き閉店の暗さはここにはない。みんな
ここでの<ふふっふふ>を思い出し楽しんで淋しがっている。表面は賑やかだ
が根にはそれがある。だから、ただの興味本位の無責任なお祭りではない。
もっともそういう類のものもこれからあるだろうが。それはそれだ。
電話その他の事務所機能は熊谷、金井さんの所へとりあえずお願いする。
荷物は賀村さんの車庫へ。もう2日で流浪のワイルドサイドのなかへと身を置く。