陽気がいい。雪解けが一気に進んでいる。体調はいまいち。だが食欲は健全。ま
た近くの中華料理屋で昼の定食。量が多いが苦にならない。帰ると若いデザイン
系の学校の一年生という子が来ている。ここが三越ここがパルコと藤谷さんの絵
を説明すると目を円くして驚いていた。それから吹き抜けの二階に上がり街の寸
景を食い入るように見ていた。印刷された小画集をとうとう買うと言う。銀行でお金
を下ろしてくるといって外に出る。そこへ美術家の後藤和子さんが来る。昨年一昨
年の個展のファイルを持参して独特のブルーの世界を見せてくれた。今回の藤
谷さんの展示が大いに刺激になったようだ。前回見えたときはガラスの高臣大介
さんの展示の時で会場構成ががらりと違うからだ。そこへキヤンドル作家の福井
優子さんがお連れの人とふたりで来る。よく見ると後藤さんも福井さんもブルーの
装身具と衣装をしていてその事からどちらもブルー好きと分かり話が合う。雪の中
の青、日の長い夏の青。そんな形でふたりそれぞれの個展が実現できれば素敵
だ。若い子が藤谷さんの小画集を買ってくれみんなが帰った後ビリーホリデイの
初期の唄を流す。なにか疲れ気味の体調にゆっくりと音声が沁み込むようだった。
栄通記のブログを見る。先日の酒井博史ライブのこと、熱く記している。聞き手の
熱さも伝わる優れた見聞記。酒井、藤谷ふたりの写真もいい。