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テンポラリー通信

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2007年 01月 14日

野上裕之展最終日ー函となって溢れる(32)

野上裕之展最終日南側窓の部分に壁を作り入り口以外真っ白な壁に囲まれる。
撮影の為である。窓際の棚に置いてあった資料類等は奥のカフエスペースに
移す。作品三点だけのシンプルな空間にくっきりと作品世界が見えてくる。開く、
佇む、座る、その三点の囲饒地に憩いの安らぐ世界が顕われてくる。祈りの場か
もしれない。緊張感があり、快い空間なのだ。ひとりの作家がここで間違いなくあ
る進展を見せている。内から外へ軸が転心している。昨年暮れから彫り、刻み、
時には泊まり、語り、世界を創ってきた。それが今ひとつの完結をみた。今夜は
本当の打ち上げとなるだろう。野上さんご苦労様、そしてよくやった。ありがとう。
次回は高臣大介ガラス展冬の陣が次週から始る。大晦日から元旦と続いてきた
時間今夜が本当の我々の年越しとなる。M君が来ている。M君をよく知るNさんが
隠れたM君を教えてくれた。これで霧のように霞んでいたM君が姿を顕した。鍋を
囲み我々の年越しが今夜は続くのだ。

by kakiten | 2007-01-14 16:12 | Comments(0)


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