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テンポラリー通信

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2006年 12月 19日

回線不通ー函となって溢れる(10)

酒井さんのライブの夜から何故か電話回線が繋がらなくなっていた。翌日気が付
いた。外から電話すると電源が入ってないとか通信機器の不良ネットの不具合に
より繋がりませんというアナウンスが流れる。電源は問題ない。インターネットは繋
がっている。電話回線だけがおかしい。向かいのビルを今解体しているのでその性
かなとも思うが分からない。光回線の電話にしてからなんだかよくわらない。担当
のNTTの人は休み。声が聞こえないのも普段はあまり意識せずメールのやりとり
で気にしていなかったがやはり何か不安というか淋しい気がするものだ。外へ出て
NTTに電話して遅れて出勤したら吉増さんからの手紙が入っていた。こんな時に
限ってこういうものだ。電話FAX繋がらないので直接みえたようだ。残念。こうして
通信手段がひとつでも欠如すると文明社会は不安な時をもつ。直接話し会う為の
手段が主役のようになり本末転倒する。いやだねえ。メールやネットだけになると
やたら肉声が恋しい。電話が通じないだけでそうなのだからほんとはもっと人に直
接あって眼で見声を聞き触り(?)たいのだろうなあ。本質は。道具を喪ってその道
具が本来何の為にあったかが分かるのだ。道具が簡便に代行してくれた充足が不
便になって逆に本来の直接性を思うのだ。吉増さんが置いていった手紙を読みな
がらファックスとはまた違うその直筆の文面を暖かく感じる自分がいる。筆跡にも
声がある。吉増さんすみませんでした。

*対話吉増剛造・工藤正廣ー22日午後6時~8時
 於北大遠友学舎ゲスト中村達哉(舞踏)
 主催石塚出版局
*吉増剛造「石狩シーツ」草稿展ー22日(金)まで。
 於テンポラリースペース北区北16条西5丁目1ー8

by kakiten | 2006-12-19 12:55 | Comments(0)


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