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テンポラリー通信

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2006年 10月 29日

雪の虫、森の子供ー内海真治展(7)

もう空気に雪の匂いがするとある人から聞いてからいまだ私は見ていない雪虫の
姿まで内海真治展の時間が過ぎていく。外は寒気が日々増しているが会場の室内
は小春日和のように温かである。今回の為に創られた木の人形たちがほにゃリと
した顔で佇みステンドグラスのどこか稚拙な切り口も陽光に輝いて暖かいのだ。
昨日来たMさんがブログに私までまあるくみえると書いていた。普段そんなに尖っ
ているのかなあ。まあ、まるくはないけどね。内海ワールドという事ですかね。及川
恒平の「冬のロボット」を流す。透明な声、澄んだ空気、束の間のような秋の陽光,
陽だまりの時間が光の影の変化とともにぽっと羽を休めている。急にトンボを見た
くなった。以前石狩に車でフエリーで渡り若生のあたりでフロントガラスにばんばん
ぶつかる程トンボがいたのを想い出した。最近はそんな光景に会わない。ちよっと
した水溜りにも対のトンボがチヨンチヨンと尾を水に点けていた。内海さんの作品
世界にはトンボも似合う。来週からボーフオー島に旅立つ彼自身がトンボのように
現世を処して生きているのかもしれない。どうしても連れて帰りたかった子〈作品)
がいましたとある人からメールが届いていた。きっと秋の陽だまりなのでしょうね。
真っ白い雪の世界の前の暖かな色彩の束の間の万華鏡。それが森の子供の形
をして立っていたから。

*内海真治展「ブループラネット」31日〈火)まで
 AM11時-PM7時
 札幌市中央区北16条西5丁目1-8
 tel・fax011-737-5503

by kakiten | 2006-10-29 13:18 | Comments(0)


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