鹿鳴館で夜毎の舞踏会に始まり、赤レンガの舗道
・建物で賑わったという銀座。
そんな欧州への憧れ、そして湾中央に大きく立つ
自由の女神と港奥に聳え立つ摩天楼のビル群が
重なるアメリカ。
大正モダニズム・大正デモクラシーまで続いた
日本の近代モダニズム。
昭和はそこから新たな尊皇攘夷思想に里帰り
するように「鬼畜米英」を掲げる戦争の時代
に突入する。
そしてヒロシマ・ナガサキに落とされた原子力
爆弾で敗戦を迎える。
昭和の後半は原子力発電の名の下、平和で安価
安心な原子力発電の推進国として経済大国へと
駆け上るのだ。
美空ひばりの唄った「東京キッド」の<右の
ポッケの<夢>、左のポッケの<チュウインガム>
には戦勝国アメリカへの憧憬が垣間見える。
そして3・11の大津波により、爆弾=発電と
名称を変えただけの原子力により、幾つもの故里が
消えつつある。
近代の右のポッケの夢も、左ポッケのチュウインガム
の夢もまた、夢の夢・・・。
昭和近代の踵も見ずして、現代などと欺くな。
原子力汚染で立ち入り禁止が続いた故里福島県浪江町
に今年帰る事を決断した原田洋二さんの為に私は沖縄の
豊平ヨシオさんの作品を抱いて尋ねようと思う。
それは私自身の近代(モダニズム)の踵を確認する為
なのだ。
爪先立った近代を訣別しなければ、現代はまだ夢の裡に
あるだけだ。
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