久しぶりに徒歩でテンポラリーへ向かう。
途中界川遊歩道に入る辺りで、非常に攻撃的で
威嚇するようなカラスの鳴き声が頭上に響く。
以前から気づいてはいたが、よたよた歩く今は
以前より気になった。
そしてふっと同じカラスの鳴き声を唄った童謡
を思い出した。
カラス 何故鳴くの
カラスは山に
可愛い七つの
子があるからよ
可愛い 可愛いと
カラスは啼くの
可愛い 可愛いと
啼くんだよ
山の古巣にいって見て御覧
丸い眼をした
いい子だよ
そういえば山里に住むより、街に住むカラスが
増えているようだ。
夕焼けの空を穏やかにカァ~カァ~啼いて帰る
カラスを最近は見かける事がない。
山里が故里ではないからだろうか・・・。
今は人里に帰巣して行くから、油断なく警戒の
啼き声に変わったのだろう。
しかし故里喪失は何もカラスだけではない、人も同じ
<里>喪失を生きているのが現代という時代だと思う。
山里ー人里、その間には、<故里>という界(さかい)
の里の存在が在ったと思う。
人から見て<里山>という存在だ。
兎追いしかの山
小鮒釣りしかの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき故里
この共生空間こそが、人里ー山里の間に界(さかい)
空間として近代の初めまで存在していたと思える。
その豊かな界(さかい)空間を擦り減らし、変え、
今日のいわゆる現代とやらが存するのだ。
街路を奔る土石流、燃え上がる森林火災、・・・。
里海という海の故里も、水と森の界(さかい)に
豊かさを喪失しつつある。
空ではカラスが威嚇し、森からは熊が威嚇し
地球全体がその自然の野生を露わにしつつある時代。
それを現代などと、本当は言いたくも無い・・。
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