この一週間の間に三冊の優れた私家版の本が贈られてきた。
中村恵一さんの北大在学中に触れた札幌風景と美術・人・青春の
回想記録「美術・北の国から」。
吉原洋一さんから私家版400部限定「高見順賞50年の記録」。
山里稔さんの自作造形全記録「山里稔の制作思考」。
いずれも<書物>という言葉を革めて実感させてくれる美しい造本
・内容である。
それぞれの人生が一冊の本・書物に凝縮されて、ただただ素直に
掌(たなごころ)に受け止め、沈黙だ。
こうしてパソコンに打ち込む行為とはひと味もふた味も違う、本
その物を内容とともに創り上げていく、心のおにぎりのような
味わいがある。
中村恵一さんの青春そのもののような青い装丁と写真。
高見順への敬愛溢れる680余頁の1971~2020年50年
の記録。編集された吉原洋一さんの深い想いが伝わってくる。
山里稔さんの美術人生全記録といえる1960年から2019年
までの作品が柔らかな和紙のような紙に背表紙を糸で手編みし、
掌にちょうどすっぽりと収まる和装本に凝縮している。
この三冊に共通していえる特徴は、いずれも掌(てのひら)に収まり
溢れ出る<書物>という質量の実感だ。
掌(たなごころ)という心が、両手に受け止められる気がする。
指先だけで文字を打ち込み、印字されるデジタル全盛の作業では感じ
られない<本>=書物化という創造行為なのだ。
文字を綴り・文字を納める函(書物)という全行程を含めて本がある
と、革めて感受した。
言い換えれば、両手・両足を使い五体五感の全行程を<旅>という
ように、移動という座す行為の延長を<トラベル>という違いに近い
のかも知れない。
*「追伸ームラギシ」展ー10月11日〈日)まで。
月曜定休・水・金曜日休廊。
*紺屋纏祝堂個展「上空ノ水面」ー10月27日(火)ー11月1日((日)
am11時―PМ7時
テンポラリ―スペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax011-ー737-5503
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