朝・晩 涼気が漂ってきた。
夏の終わりに「追伸・15回目の夏ームラギシ」展を催し
作品は今も人を運んでいる・・遺されたムラギシの一枚
の油彩画を通して深く感受するものがあった。
生前一度も逢う事のなかった佐々木方斎、一原有徳、豊平
ヨシオ各氏の作品たちが、作品同士で木魂し、互いを深めて
いた気がする。
同様にムラギシと同年齢の歌人山田航さんの逢えなかった
友への短歌作品4首も花を添えてくれた。
ムラギシが最後の個展期間中作曲し自演し制作したCD「銭箱ー
星置」をこの期間会場に流していた。
銭箱海岸の波音、星置の川音を演奏の背後に配して、ムラギシの
水への想いが深く沁み出るような曲・演奏だ。
2006年7月最後の個展中毎日これを販売していて、売れて増
刷の度に喜んでいたのを思い出す。
”これで会場費出たですよ・・!”
そう言えば会場でメイン展示の川音を仕込んだ白樺の幹も買い手が
いると遺作集の日記に記されている。
これも増産を考慮している記述もみえる。
自作自演のCD表面に曲名は自筆で「銭函ー星置」と記載され
ているだけの味も素っ気もないものだ。
銭函という地名もそのままで、こうしたある種リアリズムと深く
沁み入るような浪漫が、素のまま併存しているのが、若さという
ものだろうか・・・。
思えば<銭函>ー<星置>というこの曲のタイトルになった地名
も象徴的である。
鋭い現実観察力と過剰なまでの浪漫力・・・。
その両端の狭間を透き清めるように、作品という空間が必要だった
のかも知れない。
高知・鏡川という北海道に少ない、深い急流の川で溺れ死んだ
人生は、彼の現実と浪漫の狭間を生きたムラギシ自身の<星・置き>
だったのかも知れない。
<追伸>として私が感じた遺された一点の油彩画は、そうしたムラギシ
の鋭く深い現実洞察のタッチとして、現在のコロナ禍の回路現実にも触
れていた。
*若林和美展「上空(そら)の水面(みなも)」ー10月27日ー11月1日
am12時ーpm7時
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax011-737-5503
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