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テンポラリー通信

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2020年 02月 04日

後期展示「あふれでる」ー荒地(10)

朝初めて高臣大介展後期インスタレーションを見て
感慨深いものが湧き上がる。
2012年2月かって泉池があった清華亭のハルニレの
枝に泉の水をイメージして吊り下げた透明なガラスの雫。
そのシリーズが8年の歳月を経て、豊かな暖かい八百本
の透明な森の繁みのように煌めいている。
タイトルの「あふれでる」は深化して、<抱く><抱擁
する・・>ように存在している。
折りから、昨日までの暖冬で軒下に無かった氷柱が今朝は
窓に浮かび、透明な野傍の泉池のガラス柱と呼応している。
愛娘の2歳の野ばらちゃんがガラスに触れ音を流し、ハイ
テンションで走り回っている。
透明で冷たいはずのガラス柱が、暖かな光と音の心躍る
ガラスの梢・森となっている。
泉の水温があたかも冬には暖かく、夏には心地よく冷たい
ように、この透明なガラスの泉たちも、暖かく抱き、響き、
<包みこむ>ような透明感に満ちている。
都市化によって喪われた豊かな泉池。
8年前の泉との出会いが、見事な甦りを今作品として顕して
いる。
窪みーコッネイ(KOT—ne―i)に湧いた野傍の泉池(ヌプ
サムメム)。

琴似川の源泉が喜んでいるぜ。
大介君、ありがとう・・。

*高臣大介ガラス展「あふれでる」-2月4日〈火)ー9日(日)
 12時ー午後7時
*大野慶人追悼「記憶と現在」展ー2月18日ー3月8日
*秋元さなえ展「ランドスケープ」-3月17日(火)ー22日(日)

 テンポラリ―スペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503





by kakiten | 2020-02-04 14:34 | Comments(0)


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