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テンポラリー通信

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2019年 05月 07日

花人・花屋ー小さなランド(Ⅰ)

保次&伸子の小さな国(ランド)展示の後、吉増剛造さんに
花人、と命名された村上仁美さんの<花人・花屋>が、母の日
の日曜日まで開店した。
今回八木さんの作品提供者高橋均氏が入院治療という事で、
保次・伸子の作品は壁に置いたままスタートとなる。
これが絶妙に会場の花、枝、草の背景となって一体化している。
時に伸子さんの雪の窓辺、室内の絵画から三次元で立ち上がっ
てくる。
絵画にある冬から春の季節の空気が、現実にある草花をそっと
背後で支えている。
偶然とはいえ絵画の平面性の奥に込められている北の冬・春が
廊内の現実の植生と立体化し呼応しているのだ。
澄んだ午後の光が西から注いで、保次・伸子の生きた国、小さな
ランドと花人・村上仁美の植生のランドが声を交わしている。

玄(クロ)から青(アオ)へ、冬は去り春が来た。
そして朱から白、夏から秋そして再び玄冬へと季節は巡る。
これも季節という名の、自然の彩国(ランド)巡り・・・。
花の小さな彩・翳もまた小さなランド(国)。

ジョン&ミリヤナ、クリスト&ジャンヌ、保次&伸子、ケン
&アヤ・・それぞれの構築した国・ランドに、花人が花を
添えている気がする。

*村上仁美「花人・花屋」-5月12日(日)まで。

 テンポラリ―スペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503


by kakiten | 2019-05-07 16:50 | Comments(0)


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