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テンポラリー通信

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2019年 02月 21日

高臣大介の挑戦ー時代というランド(21)

グラスや花入れ等器を主体とする前期。
そして氷柱(ツララ)を主題とする後期インスタレーション作品展。
前期の会期中、暇を見ては軒上の氷柱の雪の苗床造りに励み、その
下に氷柱をイメージしたガラスの作品を吊り下げ、氷柱との<重ね
あう>をイメージしたインスタレーション作品は、天候の温暖化に
あえなく崩れた。
しかし滴り落ちる水滴を這わせて、透明なガラスの氷柱は光の雫と
共に輝いている。
大いなる大自然の呼吸に、今生きている自らの小さな呼吸を<重ね
あう>ガラス作家高臣大介の挑戦。
その志は、少しも揺るぐ事はない。

地中深く燃える地球のマグマ。
その火の力て生まれる原始硝子体。
人間の小さな命のマグマが、呼気・吸気を通して生むガラス作品。
硝子体は大自然の火の力であり、氷柱とは大自然の水の力でもある。
水と火という生命の根源的有機体を創造力として、北の大地に
自然と作品の<重ねあう>試みに挑戦した高臣大介の仕事は
私には長く記憶に残るだろう。
それはきっと、自然と人間の間に故里を創造した初源的でラディカル
な先人たちの文化の根の気配を感じているからであると思う。

*高臣大介ガラス展「重ねあう」-2月24日〈日)まで。
 am12時ーpm7時
*豊平ヨシオ展ー3月5日ー17日

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503





by kakiten | 2019-02-21 16:03 | Comments(0)


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