1ヵ月近くブログも打ち込めなかった。
藤倉翼作品展、沖縄の豊平ヨシオさんの来廊と書く事が詰まっていた。
まだ新しい機種に慣れていない。
先の地震で多くのファイルがパソコン上の棚から落下し従来の機種は
損傷していたようだ。
藤倉翼展については機会を見てあらためてきっちり記したい。
街の夜景を彩った手造りのネオン管の歴史を、近代と現代の境目
として深めた見事な作品行為だったと思っている。
またその作品の一点を沖縄の美術家豊平ヨシオさんが購入予約して
くれたのも感動した。
戦後アメリカ文化を象徴するようなネオンを直接素材とした作品
だからである。
それは沖縄の深処の哀しみを青と亀裂で20年以上ひたすら表現
している美術家の心に藤倉翼の作品が届いたという感動でもある。
私などが百の藤倉翼作品論を書くよりも、この一事を持ってすべて
が顕されている気がする。
そしてこれが縁で、藤倉翼が沖縄のLED以前のネオン管を撮影する
機会を得るなら、近代から現代への藤倉翼なりの固有の境表現となる
気がする。
クライアントの有名性から、土地、土地の無名な硝子職人の手業に
着目した写真の新たな地平を拓いている仕事だからである。
沖縄の最前列にして最後尾のラディカルな現実を是非切り取り再構成
して作品化して欲しいと願う。
*シャンソン訳詞家高野圭吾の世界展ー12月16、18、19日
am12時ー19時;17日は休廊日。
*野上裕之彫刻展ー年末・年始。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax011-737-5503