夕刻天川彩さんたちが、着いた。
早速カチーナ人形を壁に飾り始める。
一点づつ白い壁に跳ばす。
その行為自体が、カチーナドールと一体になって、
精霊たちが飛んでいるようだ。
アメリカ大陸先住民族のひとつ、ホピ族の生き方
とその表現作品カチーナドールを、使命感を保っ
て紹介し続けている天川彩さんは最近「ホピ」(徳間
書店刊)という本も出版した。
昨年の展示時には、1994年吉増剛造さんにかっ
て戴いた小さなカチーナドールと同じ作者のものを
見つけて来てくれる。
24年間ひとりぽっちだったカチーナは嬉しそうだった。
少し大きめの札幌に残った二体のカチーナは、テンポ
ラリーの小さめなカチーナの両脇に立つと、まるで
両親を得たようだった。
一体は買い手に引き取られ、もう一体は今も隣に立って
並んでいる。
並ぶカチーナドールは雪の女で、砂漠の多い熱い地域
に遠く霞む高山の嶺に見える雪・女、幸せを祈る乙女
という。
ヨシマスさん、戴いた穴熊の病を癒す精霊は、雪の乙女
の伴侶を得ましたよ。
そうご報告して、吉増さんも喜んでくれた。
明日からまた晩秋の紅葉の残る澄んだ空気の中で、カチーナ
たちの跳ぶ空間が時を刻む。
*HOPIカチーナ展in札幌ー11月9、10,11日
am11時ーpm6時:最終日午後5時まで。
:HOPI出版記念トークー天川彩・10日午後二時半=
11日午前11時~
*藤倉翼写真展ー11月20日ー12月2日
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目斜め通り西向き
tel/fax011-737-5503
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