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テンポラリー通信

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2006年 08月 07日

風がないー界を生きる(38)

暑さもあるが風もない。そぞろ疲れもたまっている。こういう時こそ気力がためされ
る。日曜日は久し振りにダウン。スイカを食べて麦茶を飲んでふうふう。自転車漕
いで炎天下出かける気が起きない。横になっていても汗が溜まる。TVを見ても亀
田戦の評論とかで面白くもない。誰かがブログでごちゃごちゃ。見てばかりだと目
も疲れる。耳を澄ますと車の騒音が煩いのだ。夕方そぞろ歩きに出る。いつもと
違う道を通る。古い墓参道。マンシヨンの陰のひなびた軒下の低い家が並ぶ路。
赤ちやんの泣き声がする。車一台やっと通れる道幅。屋根と玄関。小さな庭。紫陽
花。露草。その等身大の道はすぐに途切れて首を三段階位上向きにしないと見え
ないマンシヨンがまた続く。自然に見上げられないからどこかいつも見下げられて
いるようだなあ。前の店に出た。美容室になっている。美は美でも美術ではなく美
容の美だ。灯かりが広い窓から洩れて綺麗だった。白樺も無事。ともかく建物は残
ったのだ。しかしテンポラリースペースの在った建物は消え駐車場だった。花器店
のあった二階建ての銅板の外壁内部の木の格子の天井と本体の構造は変わらな
い。テンガロンハットに白いベンツのオーナーらしき人が得意そうになにかを指示し
ていた。ちらっとこちらを見たのでそうそうに離れる。ラスベガスみたいなパチンコ
太陽のネオンが妙に懐かしい。この通りは北一条の通りとはまた違う。道も入り方
で全然違った顔を見せる。そういえばいつからか表通りをあまり歩かなくなってい
た。明るいけれど冷たい。賑やかだけれど空っぽ。そんな表通りで異質な存在を
保つ建物であった事をあらためて感じる。倉本龍彦さん傑作でしたよ。円山茶寮
ケパサ竹林精舎一時は倉本部落と言われたゾーンである。どこかセンチメンタル
ジャーニーな散歩となった。お盆も近いしこんな日もあるさ。

by kakiten | 2006-08-07 12:32 | Comments(0)


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