テンポラリー通信

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2018年 09月 19日

地震の後ーシジフォス(35)

右肩の腫瘍を切開手術をした後抜糸し、念の為周囲を除去し
明日はその手術後の抜糸がある。
透析治療の合間も病院通い。
悪性でなく転移性もないというが、気持ちは良くない。

地震後の雑然とした2階資料室。
良く見ると、棚の資料類が相当数床に落ちて手付かず。
分厚く重い資料ファイルが、整理を待っている。
少し不安定だった上の棚板の資料が多い。
大野一雄さん、吉増剛造さん、川俣正さん、と重鎮揃い
に、石田尚志さん、谷口顕一郎さんと若手作家も。
他の作家資料も棚の中で斜めに傾いて寝返りを待っている。
厚い紙のファイルは、重くて手強い。
上の棚より下の中段の安定する棚へ移す必要性を感じた。
ワイルドガーデンならぬワイルドライブラリーだな。
高臣大介さんを見習って、お前も少し身の周りを、自耕
(cultivate)せよ、とのお告げかも知れない。
床の資料ファイル取り上げ目を通し、忘れていた資料に
目を奪われ、整理が沈殿する日々だ。

沖縄の豊平ヨシオさんのように、一冊のファイルにも満た
ない人もいれば、大野一雄さんや吉増剛造さん、岡部昌生
さんのように十数冊の人もいる。
しかし資料の厚さだけが、全てではない。
今年5月の沖縄行がその事実を物語っている。
どの資料ファイルも私には貴重なテンポラリースペース
なのだ。
そして棚に蹲って居た資料たちすべてが声を発する。
故なくして存在はしないと・・。
表現者の種子たち一粒一粒が、地中の芽のように熱く
脈打っている気がした。
ワイルドライブラリー。
私も手を加え、再耕土の鍬を揮おうと感じる・・。

地震もまた、天地からの大いなる啓示である。
気付かせてくれた洞爺・月浦の主にも感謝する。

*村上仁美×吉増剛造展「ハナヒト ト 火ノ刺繍」-10月2日(火)-7日(日)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503




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by kakiten | 2018-09-19 13:29 | Comments(0)


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