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2018年 09月 12日

地下で・・・。-シジフォス(33)

朝地下鉄に乗ろうと、ふっと暗い事に気づく。
宣伝の電気看板が消えている。
此処は地下なのだ。
本当なら暗闇の中・・。
9月6日未明の地震・停電が、もし昼の時間なら此処は暗闇。
そして阿鼻叫喚の闇。
ひとつの発電機、ひとつの発電所に集約されている社会構造。
そこに恐怖を覚えた。
地下街と連結したタワービル消費・支店街。
表通り・裏通りが閑散として、プラザ・タワービルが街を
構成している。
他の様々な分野でもジャンル・タワー構造で、その矛盾が
パワハラ・セクハラで墳出している。
一極集中の日本の近代構造が形を変えて、より身近な、通りと
いう自由な街路・回路が磨滅している。
石炭・石油・原子力をエネルギー源とする社会インフラが、
電気エネルギーに拠ってエネルギーのタワー・プラザ構造を、
今回の地震→一電力所→全道停電の構造でも明らかにしたのだ。
電源喪失→照明・電話・水道(高層ビルの場合)停止と一蓮托生。
日中であれば、地下鉄・電車・信号・上降機も停止。
地下は本来の暗闇が支配し、地震も五体五感を恐怖に。
電源回復途上で道東の小さな古い稼働停止中のジーゼル発電機が
再開されその地方の電力をいち早く回復させたという。
一極集中でなく、それぞれの自治こそが、本当の民主主義だ。
母校早稲田大学から、戦後創設された新しい学科、自治行政と
新聞学科が政経学部からいつの間にか消えて、戦後民主主義の
旗印が消滅してきた予兆だった気がする。
代わって台頭してきたグローバルという旗印のタワー構造と
文化のプラザ構造。
ともに囲い込みの一局集中構造だ。
街の構造も然りである。
ダイエーが消えて、イオンへ。
時に一極構造は、タワーとなり、プラザとなり、その中で
帝国主義戦争ならぬ競争・戦争を、帝都→首都圏に戦場を変え
東京電力→東北フクシマ、関西電力→北陸フクイとエネルギー
経済の植民地を生んでいる。
メガロポリス首都圏→沖縄基地もまた、自衛という名のタワー
構造である・
故郷に錦を飾るーという都⇔故郷という循環する回路が閉ざ
され、現代という<conーともに>無き時代が見える。

*村上仁美・吉増剛造展「花人ト火ノ刺繍」-10月2日ー7日

 テンポラリスペース 札幌市北区北16条西5丁目斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503


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by kakiten | 2018-09-12 14:25 | Comments(0)


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