テンポラリー通信

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2018年 08月 21日

二週目へーシジフォス(25)

斎藤周展「継ぎ」、二週目に入る。
今年からH高校へ赴任先が変わり、多忙な斎藤周さん。
お盆の休暇を利用して、会場で制作仕上げ・初日と集中した。
今まで5回のテンポラリーでの個展に見られなかった一軒の
家の佇まいの油彩画。
この建物に父・母そして自分自身の来歴が、この百号の大作
に籠っている。
初日以降訪れる人がほとんど途切れる事がない。
K高校ーA高校と重ねて来た高校の関係者、同僚の先生、
生徒たち、斉藤絵画フアンの一般人、美術の友人と立場
は異なるが、絵画を通した友情のエリアが快い。
そういえば、今回私が通院する時留守をお願いしたN君
もA高校の斉藤周さんの生徒だった。
今は九州の大学生で昆虫に詳しく、折り紙制作に秀でた
ユニークな青年だ。
さらに今年8月13回忌を迎えた村岸宏昭さんも斎藤周さ
んのK高校時代の教え子、今東京で活躍中の詩人文月悠光
さんもA高校時代の教え子である。
何故かテンポラリースペースとも縁深く、村岸君は2006
年7月最初で最後の個展をしてその年8月13日四国高知県
鏡川で遭難死した。
彼を悼み出版された追悼本は今も多くの人に読まれている。

今回の斉藤周展「継ぎ」は、本人にとっては勿論見る者に
とっても心地よい伝播力があり、多くの赤い予約マークが
その事を証明している。
手元画面で用を済ます事の多い時代、足を運び上下吹抜けを
梯子・階段を上り見て回る、見る人が身体を使って鑑賞する
この場所で、多くの人たちが喜び購入までしてくれる事実は、
作家だけでなく、私にも快い感動を与えてくれるのだった。

今週木曜日午後からは、斉藤周さんの生徒たちが多数見えて
私が画廊主として今回の展示その他についてレクチャーする
機会が与えられる予定という。
吹抜け1,2階に鈴なりの雀の巣のような中で、何を喋ろう
か、今から楽しみでもある。

*斎藤周展「継ぎ」-8月26日(日)まで。
 am11時ーpm7時。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
時代の教え子で、

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by kakiten | 2018-08-21 14:28 | Comments(0)


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