テンポラリー通信

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2018年 08月 14日

アンド、そして、ランドーシジフォス(22)

今年秋札幌市民交流プラザに設置される大作作品
の為札幌に滞在しているドイツ在住の谷口顕一郎氏。
ほぼ設置作業を終え一段落して、一時またドイツへ
帰る前立ち寄る。
10月交流プラザ完成時に再び来日予定という。
この吹き抜けに吊られる作品、彩さんのスマホで
見せて頂いたが、かってオランダの司法省内部吹き
抜けに飾られた作品よりも大きいという。
作品自体もある尖鋭さが増して迫力を感じた。
公開が楽しみだ。

以前から話のあった、この展示に併せてのテンポラ
リースペースでの個展の事。
私から提案したケン&アヤで発表する最初の個展案
は、基本的には了解のようだが、あらためて作品と
ともに時間をかけたい意向のようだった。
そして私からさらに注文を加えた。
稚内からサハリンを経てシベリア大陸を横断し、欧州
へ渡った彩さんの旅日記と旅途中のふたりの写真。
アジア系の小さな村、そこでの村民との交流やトナカイ
の旅。
これも同時になんらかの形で世に出して欲しい。
コピーでも製本でもどちらでもよいので、ケン&アヤ
の原点として、個展時に同時に公開してはどうか、と
いう提案だった。
ふたりの偉大な先輩であるクリスト&ジャンヌ=クロ
ード、ジョン&ミリヤナ=ルイスのように、多くの
苦労・障害・差別を協力し乗り越えて来た希望・生の
証として作品制作に名を記す。
ともに同じ方向を見定めてきた作品という結果に、誇
りを保ち自然に印すのだ。
男女平等という観念ではない。
男女平等という人間宣言である。
作品と同様その作者銘記もまた誰にでも出来る事で
ない深い大きな仕事である、と私は思う。
ジョンルイスもクリストクロードも人種・国家社会の
差別・偏見、そしてジャンル自体の差別・偏見と闘い
ミリヤナ、ジャンヌとともに心に残る仕事・作品を創
った。
その証しが、作家名の表記に慎ましく記録されている。

テンポラリースペースでの個展は、しばらく伸びそうだが、
いずれ実現する事だろう。
顕一郎&彩子=谷口への期待を篭めて待っている。
帰り際、ケンちゃんが呟いた。
andにLが加わると、Landだね・・。

そうだ! ふたりは新たなLandの始まり・・だ。

*斎藤周展「継ぎ」-8月15日(水)-26日(日)
 am11時ーpm7時:月曜定休。
 
 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503




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by kakiten | 2018-08-14 17:31 | Comments(0)


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