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2018年 06月 16日

燃える街角ーサッポロ・ランド(20)

沖縄で空港到着後、即豊平さんの自宅まで直行してくれた
映像作家石田尚志さんから熱いメッセージが届く。
来月末札幌へ所用で来るので会いたいという。
吉増剛造さんは「白眉の時間」と、石田尚志さんは「あの
青い部屋の衝撃」と、沖縄の純粋な魂は波紋を広げている。
吉増さんの最新本の書名「火ノ刺繍」に倣えば、あの青と
亀裂の作品群は「海ノ刺繍・空ノ亀裂」かも知れない。
昔、山で撮った掌の山苺と沖縄の芭蕉の種を撮った掌の
写真、赤と青の、掌(てのひら)の<刺繍>。
2葉並べて3人に送ろうかな、と思う。

「沖縄は基地と観光だけです・・・。作品はたくさん
あります。ただ眺めています。見に来て下さい・・・。」
そんな電話の一言で初めて沖縄・那覇へ向かった、2009
年2月。
そこで、唯々立ち尽くした。
それから10年余、変わらずアトリエの作品群が在った。
10年前は山羊肉店でたまたま同席した若い卒業前のK大学
のO君と彼の友人のふたりに豊平ヨシオの作品を見ずして
沖縄旅行に浮かれている場合ではない、と熱く語っていた。
ふたりは翌日アトリエを訪ね、作品に感動し一番好きな亀裂
の前でO君は涙を流したと、後に話してくれた。
そして今回優れた表現者ふたりに紹介できて、私の10年
をかけた二度目の沖縄は揺動している。

南と北、日本列島の裾野のような、青と赤。
ふたつの掌(たなごころ)の内で息づいている。

*八木保次 素描・ガッシュ展ー6月17日まで。
 am12時ーpm7時。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503


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by kakiten | 2018-06-16 12:53 | Comments(0)


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