夏めいて一転リラ冷え。
昨夜は久しぶりにストーブに点火した。
透析治療を終え午後10時過ぎ。
心臓に水が溜まっていると、CTの画像診断が出る。
規定のドライウエイトは守られているが、まだ
水分過剰か・・。
さらにドライウエイトが300g減量設定される。
ちょつとショックだ。
体重60kgを目指し、透析中ベットで腹筋・左右
両足倒立、股間節開脚等を実践していた。
最近地下鉄等階段を上ると、息切れがして登り終え
ハアハアいう事が多かった。
心臓の所為かと思う。
2段登り、2段降りはもう遠い昔にしても、おかしい
なあとは思っていた。
筋肉鍛錬もあるが、内臓筋肉鍛錬が不足と感じる。
最近自転車通勤もせず、山登りも遠のき、心肺鍛錬が
不足と勝手に自己判断する。
腎機能の低下で水分管理と体重低下が心肺に影響を
与えているから。
都会は心肺には本当は優しくないインフラが多く取り
囲んでいる。
エレヴェーター、エスカレーター、地下鉄、自動車
等々。
心肺・歩行を捨象して、移動するインフラだ。
これからは、自らの心肺で闘う生活を実践する積り。
東京の正木基氏から、先日来札の折り話のあったメキ
シコでの佐藤宗太郎<石仏の美>展の基点となった
佐藤宗太郎写真集3巻と佐藤宗太郎著「石仏の解体」
が送られてきた。
「石仏の解体」序文は吉本隆明によるものである。
これがまた凄い一文だ。
まだ着いたばかりですべて見てないが、佐藤の写真も
吉本隆明の視点・論点も素晴らしい。
私は私の身体の事を書いたばかりだったので、吉本の
序文最後の一章に、思わず石仏・佐藤宗太郎の関係性
に身が震えた。
ともあれ、じぶんの写真の作品が実現してしまった
石仏へ魅せられた契機と、写真の<眼>が具現した
<石>の造形美との矛盾に、内的な世界の矛盾を感
じ、それに論理をあたえようとして悪戦している佐藤
宗太郎の憑かれた姿に、ある痛ましさと、悲しさと、
自壊するまでつきつめてやまない真摯さを感じ、一掬
の飲み水を添えたい。
*八木保次 素描・ガッシュ展ー6月17日まで。
am12時ーpm7時:月曜定休(水・金午後3時閉廊)
:6月10日(日)臨時休廊致します。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax011-737-5503石仏の解体」