不意に友人賀村順治の訃報が届いた。
円山北町時代、ともに燃える街角を闘った同志。
学研グリム社を経営しつつ熱い思いを保ち続けた
男だった。
彼と、今は岐阜県にいる桑名正和。
桑名氏も学研系の代理店創文社を経営し、ともに
仕事を超えた志を保つ熱い男たちだった。
昨年賀村氏が体調悪いと知り、桑名さんが岐阜から
訪ねて来て久しぶりに3人で逢ったのが最後となった。
振り返ればこのふたりの熱い男が、1980年代
歌人福島泰樹の絶叫コンサート創出を北海道で支え
続けた。
それは私の「’89アートイヴェント界川遊行」にも
結集して大きな力にもなった。
そして現在の場所で続ける大きな力にもなっている。
その賀村順治の葬儀に今夕岐阜から桑名正和、東京から
福島泰樹が葬儀に参上するという。
私も行かねばならぬ。
生前たった一冊遺された賀村順治名歌集「狼の歌」を読み
返し、彼の心の奥の熱い炎を今思い返している。
*鈴木余位・村上仁美展「ふたたび 花傍らに」-2月27日ー3月11日
*秋元さなえ展ー3月20日ー25日
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