11月の寒気日数105年ぶりという。
明治45年ー大正元年以来という事。
寒気・暖気の両振りが大きい昨今だ。
地球温暖化というけど、温暖化と寒冷化が大きく
先鋭化している気がする。
暫くお逢いしていなかった小林重予さんが死去
との報が届く。
心臓を患いテンポラリースペースの見える北大
病院13階に入院して、そこからここを時々
観察していたと一時退院した折メールをくれた。
彼女の散文を朗読した集まりの映像を今年送って
くれたのが最後の便りとなった。
明るく強い向日葵のような人だった。
最近では新しく建設される札幌市の文化公共建築
施設の展示作品候補にノミネートされ張り切って
いたが選ばれず、その悔しさをFBに堂々と載せ
ていたのが、重予さんらしく小気味良かった。
元々は工芸系の人だったが、美術家保科豊巳と
交流し美術へその本領を顕した。
代表作のひとつに札幌ドーム野外作品アートグロー
ブ展示作品がある。
私はアートグローブ企画自体を批判していたので
この頃から彼女とは縁遠くなった。
しかし今の場所に引っ越して彼女が北大病院13階
からいつもここを見下ろし、冬の雪かきやリラの花
が咲く路上を見ていたとメールを戴いた時、素直に
嬉しかったのだ。
そしていつか折りを見てかりん舎の坪井さんと一緒に
テンポラリーを訪ねるのが楽しみとも書いてあった。
もうそれも叶わぬ夢となった。
彼女は女性の太陽のような明るく強い側面を体現す
る人だった。
その強さはある時には自らを主にする余り、敵を
自ら生んでいた気もする。
作品への自負心が強烈にあって、明るい少女のよう
な向日性があった。
病名は「拡張型心筋症」
心臓もきっと太陽のような人だったのだろう。
今は病院の13階ではなく、本当の空からここを
見ていてくれるのかしらね・・・、重予さん。
寒気廊ー
寒さに凍える手を撫でながら、擦り合わせる掌(て
のひら)の微かな暖かさに、重予さんの明るさ強さ
を思い出していた。
*岡田綾子展「metamorphosis~あいだの時間」
ー1月2日ー7日am11時ーpm7時
*高臣大介ガラス展ー前期1月30日ー2月4日
後期2月6日ー11日
*鈴木余位+村上仁美展ー2月中旬
テンポラリスペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax011-737-5503
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