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テンポラリー通信

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2006年 07月 16日

歩きそして人と逢うー界を生きる(21)

児玉文暁さんの徒歩世界旅行旅の話とスライドの集まりが昨夜あった。連休初日
の夜という事もあるのかそんなに沢山の人は集まらなかった。それでもどこか緊張
気味の感じで児玉さんの話が始まった。ヨーロッパ、南米、ニユージーランド、オー
ストラリアそこで出会った生き物、人、風景、徒歩ならではの出逢いである話が
淡々と時にユーモラスに語られる。アポリジニの楽器デイジュリドウの演奏も交えな
がら約2時間半の話だった。散会後もう一人の自転車で北海道一周中の伊祁(い
き)宏将さんと児玉さん三人で軽い打ち上げをした。ふたりとも四国の徳島県出身
で徒歩と自転車の違いもあるがやはりタイプも違う。伊祁さんは将来故郷の徳島
でギヤラリーや宿泊所レストランと多くの人が集まるスペースを夢見ているようで
四国四県を繋ぐセンターを創りたいと話していた。児玉さんも歩く事で見知らぬ人
と出会いそのネットワークがなによりの旅の醍醐味だと話していてその人との出会
いという点でふたりの旅は共通していた。生まれ育った場所の衣を脱ぎ裸となって
一対一で未知の人間と出会う、その為に歩き、自転車をこぎできるだけ人力に近
い手段で旅をする。そして自分自身の目で世界に触れる。旅とは裸の一個人にな
る事そして肌で世界に触れる事それに尽きるのかも知れない。学校を出て会社に
勤め、社会の枠組みに繰り込まれる前にもう一度自分自身を生まれたままの裸に
意識的に曝け出してみる試み、その心の衣装を脱ぐ行為がきっと旅なのだ。三人
三様の旅の話しを語っている内に共通の場所が人がポツリポツリと出てきて面白
かった。岩手県の土澤という町はそこに住んでいる彫刻家の菅沼緑(ロク)さんが
関ってアートイベントを仕掛けているがその土澤が児玉さんの日本を歩こうと思っ
た原点となった町であったりして私は今年4月さっぽろを訪ねて来たロクさんを通
して土澤を知っていたからそのアートイベントのカタログを見せると児玉さんもすっ
かり驚いたり納得したりで喜んでいた。伊祁さんも土澤に行くと場所をメモしていた
。なにかこうしてまた人が繋がっていく。今尾道に居る野上裕之さんもきっと何処か
で繋がっていくに違いない。旅の範囲や場所は違うがさっぽろはさっぽろのここで
しかきっと会えなかっただろうと思う。心の溜まり宿を発見するのも旅ならではのこ
とである。

by kakiten | 2006-07-16 12:38 | Comments(0)


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