沖縄の吉浜聡さんことサトマン君がFBに私とふたりの
イエー!と決めている写真を載せている。
ロックミュージシアンでもある彼は、東京のM氏が名付
けた私のブログの愛称が気に入っている。
M氏<たまにテンポラリー通信を開くと膨大な量になって
苦労するわ・・>
私<ブログは日記だから、毎日書いてます、歯磨きだって
毎日の事でしょ・・>
M氏<そうか、これからはハミガキ・ブログと呼ぼう>
そこで<ハミガキ・ブ・ロック、イエ~!>と駄洒落が
生まれた。
ロック系ミュージシアンであるサトマン君はこれが大変
気に入って今回ポーズを決めてふたりの写真となったのだ。
彼から戴いたお土産の袋を開ける。
jimmy’sのトロピカルクッキーだった。
駒沢敏器の「アメリカのパイを買って帰ろう」という
書物を読んで記憶があった。
ジミーズとは戦後沖縄に根付いたアメリカ菓子である。
パイやクッキーというアメリカ文化の濃い記憶なのだ。
日本本土よりも長く占領下にあった沖縄の強かな同化・
消化力を強く感じさせる菓子だ。
サトマン君のロックもそうして彼に根付いた文化なのだ
ろう。
戦後という第二の近代化を考える時、沖縄という存在
をひとつの根として忘れるわけにはいかない。
それは<アメリカ>という存在に対し、物心両面で
ジミーズのような存在も含めて見据える事だと思う。
イデオロギーや観念だけではなく、ジミーズのような
物の側面にも<戦後・アメリカ>は在る。
理屈抜きに根付いているものの原形のように、沖縄の
ソウルフードとなったジミーズがあるようだ。
沖縄・戦後が、ロックやクッキーを伴って、サトマン
君が来てくれた。
ムラギシよ、
これも俺らの同時代の風景だぜ。
吉増剛造展も来年沖縄美術館で、という・・・。
*「大野一雄の記憶ー公演ポスターを主に」ー9月24日まで。
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