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2017年 07月 09日

離れていても・・・ー泉=メム(19)

ベルリンからT君夫妻の訪問。
インド、台湾の仕事の流れで札幌にも里帰り。
13年前サハリン経由で欧州へ向かったふたり。
昨年札幌でもH・S賞を受け彫刻美術館で個展も
開いている。
そして茅ヶ崎在住のT氏も岡崎文吉繋がりで、友人
のK氏とともに訪れたいと連絡がある。
そういえばT君の個展では、旧琴似川を辿り、茨戸
に遺る岡崎文吉の自然工法護岸跡も作品の素材とな
っていた。
T氏から添付された岡崎文吉終焉の地茅ヶ崎自宅に
遺された死一年前1944年{昭和19年)建立の
生前墓碑の写真。
遺族に了解をとってあらためて全碑文の写真を私に
送りたいと記されていた。
私はご遺族にT君の茨戸での岡崎遺跡作業写真と仕
上がった作品展示の図録を送りたいと返事する。
百年の時を超え岡崎文吉の自然工法護岸の痕跡と現代
の彫刻作品が交響する。
茅ヶ崎ーベルリンが札幌を経由し、それぞれの作品が
響き逢うのだ。
<想いは現実、現実は想い>(大野一雄)
大野先生、♪ テーク、マイハンド、ですね・・・。

T氏とは残念ながら今回時間が合わず会えなかったが、
T君夫妻とは二度会い、話が弾んだ。
奥さんのAさんは10日にはドイツへ帰国し、T君は
札幌での仕事打ち合わせで17日まで居るという。
Aさんとはベルリンでの彼女の仕事もあり、そう何時も
札幌では会えない。
今回は特に最初に訪れた時展示の三人展「なんのため
にあるのか」のひとりIさんが彼女の書いたサハリンー
シベリア大陸横断の日記を読み興奮して迎えてくれた事
もあり、印象深い故郷だったと思う。
帰り際いつもよりジッと見詰めていてくれた姿が心に残る。
今回二年ぶりだったが次は何時になるかなあ。
K&A、素晴らしい夫婦コンビである。
そして時空を超えて明治の治水学者岡崎文吉の川の蛇行を
基本概念に置いた自然工法護岸跡と平成の彫刻家の作品が
魂の交流を交わす機会が生まれた事も嬉しかった。

真の国際交流とは<おもてなし>ではない。
作品が人が境を越え、魂の交流を交感する事だ。

*5人展「脈」ー7月25日(火)ー30日(日)am12時
 ーpm8時予定。参加作家:鼓代弥生・チQ・藤川弘毅・岡田
 綾子・酒井博史。
*及川恒平×古館賢治ライブー7月中旬


 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2017-07-09 14:14 | Comments(0)


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