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2017年 06月 07日

アフンルパルへー泉=メム(6)

4人で行ったアフンルパルへの旅。
その情報が染み入る様に入ってくる。
酒井君のリポート、村上さんの身体ごと感受した
風景の回路、帰京した余位さんの熱い火照りの
メール、山田君の深い眼差し。
自動車道で破壊された螺旋状の他界への回路。
そしてその窪地を取り巻く大きな自然地形の豊か
な環境回路の存在。
アフンルパル自体が、遠くの山並みも含めもっと
大きな風景の結晶の内に存在する、と聞きながら
感じていた。
何れの日にか吉増さんにも再訪して頂きたい、と
私の初訪問も含めて楽しみにしている。
スマホで撮られた半分破壊された螺旋の下を走る
車の姿。
この構造は今も我々の都市で日々見かける光景
なのだ。
墓地を切り裂き走る環状線。
神社の石段をぶった切る高速道。
古い屋並みを切り裂くタワービル。
古代の遺跡だけではない。
都市の効率主体の直線暴力構造は、まさに末期
近代の斧の痕。
自然界と人間世界の豊かで有機的な深い無数の
回路が、物流の利便一回線に矮小化される現代。
高速化・切り捨ての痩せた薄い回線なのだ。
海・山・森を包含してアフンルパル(入る・道・
口)という無数の回路を保つ宇宙体が在る。

そんな思いが募って「火ノ刺繍乃ル=道」を終え
「ー「石狩シーツ」の先へ」を思う。

1990年吉増剛造展「アフンルパルへ」ふたたび・・。
1994年「石狩シーツ」ふたたび・・・。

*3人展「なんのためにあるのか」-6月23日(金)-7月2日(日)
 am11時pm7時:月曜定休。
*及川恒平×古舘賢治ライブー7月中旬予定
*5人展ー7月23日ー30日

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2017-06-07 14:54 | Comments(0)


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