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2017年 05月 21日

泉(メム)の時間ー暗渠(27)

夕刻から始まる及川恒平×山田航「傘」ライブ。
会場中央の村上仁美さんの作品もあり、あまり
人が多くては、と心配していた。
薄いヴェールの丘、砂土の小山は除ける訳には
いかないからだ。
しかも一連の山田航ドキュメントを撮影してい
る某TV局も取材で入るというから心配だった。
しかし早めに来た撮影隊のデレクターは旧知の
Y氏だった。
川俣正テトラプロジェクト時代の知人だ。
さらに唯一客として来たTさんは今は旭川局に
赴任中のTさんで、十年ぶりで再会した。
円山を退店当時取材してくれた優秀な記者だ。
今もその記事は十数冊のここでのファイルの一
番最初に切り抜いて保存されている。
姿形変わって気付かなかった私にY氏が紹介し
てくれ思わず声を出し再会を喜んだ。

そんな稀有な再会の環境で、撮影と及川・山田の
対話・ライブが始まる。
ふたりのテーマ「傘」の主題展開に始まり、山田
航の短歌朗読・及川恒平のフォーク歌唱が展開
された。
撮影隊3人、客ひとりの中で及川・山田の濃い
応答・歌・唄が淡々と進んだ。
最初から最後まで2時間近く収録は続いた。
最後に滅多にないというより初めて及川さんが
友人井上陽水の「傘がない」を歌った。
今回のテーマに添ってだ。
ひと味も二味も違う「傘がない」。
私はその後及川さんのオリジナル曲「雨」を
リクエストした。
撮影したTV局もひとりだけ訪れたTさんも
非常に贅沢な時間だった。
放映される番組ではほんの一部しか放映され
ないだろうけれど、完全収録された映像は後に
DVDにして送ると約束してくれた。
撮影隊も仕事を超えてこの場の時間を心から
楽しんでいた。
その意味では展示者の村上仁美、私、撮影隊
3人、新聞社のTさんも含め、6人が聴き手
だった。
それぞれが遠い縁で集まっていた。
こんなライブは及川さんも初めてだろう。
それは普段見れない、聞けない内容に凝縮さ
れていた気がする。
及川さん到着前奥の談話室でY氏、私、山田
と語り合う場面も撮影されているので、全体
が貴重な記録ともなるだろう。

吉増剛造展「火ノ刺繍乃ル=道」
不思議な時の泉(メム)の時間・・・・。

*吉増剛造「火ノ刺繍乃ル=道」展ー5月28日まで。
 am11時ーpm7時:月曜定休。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2017-05-21 13:38 | Comments(0)


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